前回、「新しい教科書の中身を見ておいて、生活や遊びの中で楽しみながらほんのちょっと準備しておきましょう」と書きました。
今回はその続きです。
●「長さ」の勉強では単位が3つも出てくる
次は「長さ」の勉強です。
1年生のときにも「ながさくらべ」という勉強がありましたが、そのときは単位を使いませんでした。
2年生では長さの単位を勉強します。
まずは「cm」が出てきて、続いて「mm」「m」という順番で出てきます。
そして、実際に物差しで物の長さを測ってこれらの単位で表します。
消しゴムの長さが3cm7mm、本の縦の長さが21cm2mm、赤いテープの長さが1m15cmなどというように、いろいろな物の長さを測ります。
これだけならけっこう楽しいのですが、難しいのが単位の換算の勉強です。
1cm=10mm
1m=100cm
この2つは基本中の基本です。
それをもとに、
2cm7mm=「 」mm
128cm=「 」m「 」cm
などの問題を考えます。
この単位の換算が子どもたちはとても苦手です。
●長さの単位の換算や計算に備えるには?
ところが、さらに難しいのが次のような計算問題です。
13cm8mm+6cm7mm
14cm2mm-11cm3mm
これらは単位をcmかmmのどちらかにそろえて計算する必要があります。
繰り上がりや繰り下がりが必要な場合は、さらにわかりにくくなります。
では、これらの勉強に備えるにはどうしたらいいでしょうか?
まずは、実際に物差しや巻き尺で物の長さを測る経験をたくさんさせてあげて欲しいと思います。
そして、「このお菓子はあのお菓子より何センチ何ミリ長い?」などのクイズを出して計算させてみるといいと思います。
●「かさ」の勉強は非常に難しい
次は「かさ」の勉強です。
この勉強ははっきり言って非常に難しいです。
というのも、「L」「dL」「mL」という3つの単位が、子どもたちには極めてわかりにくいからです。
「長さ」の勉強と同じく、「かさ」でも単位の換算を勉強するのですが、「L」「dL」「mL」という3つの単位の関係がわかりにくいのです。
1L=10dL
1L=1000mL
この2つは基本中の基本です。
これを理解していただいた上で、私から問題を出させていただきます。
では、次の「 」には何が入るでしょうか?
1dL=「 」mL
・
・
・
はい、正解は
1dL=100mL
ですね。
いかがですか?わかりにくいでしょう?
「L」「dL」「mL」という3つの単位の換算は大人にも難しいのです。2年生の子どもたちにとってはかなりの難問です。
そして、この3つをもとにして次のような問題が出されます。
4L6dL+1L5dL
5L-2L6dL
つづく
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