【質問】


電車模型、ブロック、粘土、読書など、好きなことに熱中すると、夕食、お風呂、就寝時間などになってもやっています。
いつも大きな声で叱らないと切り替えができません。
このままでは大人になってから困るので、もっとてきぱき行動できるように直したいのですが…。

相談者:はちみつさん(小2男子)


【親野先生のアドバイス】


拝読しました。


生活の中では毎日やるべきことがたくさんあり、子どもがそれをてきぱきやってくれないと親としては困りますね。


特に男の子脳の度合いが高い子は、やりたいことが最優先であり、やるべきことや嫌なことは後回しになりがちです。


でも、子どももいろいろですから、そういうことがてきぱきできる子もいます。
そういう子は育てやすいので、親としては助かります。


ただ、そういう子ばかりがよいとも限らないのが人生の妙というものです。
そういう子は、もしかしたら、自分が好きなことに熱中する力が弱いのかもしれません。


親の気持ちを忖度してばかりいるうちに、自分がやりたいことをぐいぐい実行していく自己実現力が弱くなってしまう可能性もあります。


将来、「親や先生に言われたことはやれる。上司に言われたことはやれる。だけど自分でやりたいことは特にない」という状態になってしまう可能性もあります。


その点、はちみつさんの息子さんのように熱中力がある子は将来有望です。
こういう子がひとかどの人間になって活躍するのだと思います。


ただいま小学2年生とのことなので、まだまだ同じような状態が続くと思いますが、長い目で見ながら待ってあげてください。


「このままでは大人になってから困る」とのことですが、そのうちに自己管理力もついてきますから大丈夫です。
もちろん、いつとははっきり言えませんが、自分の生き方、将来、人生について真剣に考えるようになれば変わってきます。
ですから、早くても思春期以降の話です。


今できないことや苦手なことについては、まずは合理的な方法を工夫して、やりやすいようにしてあげることです。
それでも無理なら、一緒に手伝ってあげたり、あるいはやってあげたりしてください。


「やってあげると自立ができない」という昔からの思い込みに支配されている人が多いのですが、実はこれは最新の児童心理学では否定されています。