子どもが幼稚園や保育園のときは読み聞かせをしていたけど、1年生になった頃から読み聞かせをしなくなってしまった、という話をときどき聞きます。

 
私が1年生を受け持ったときも、懇談会でこの話題が出ました。 
お母さんたちの話を聞いていると理由はいろいろあるようです。

 
・小学校の勉強が始まって宿題が出るようになった 
・家庭で通信教材を始めてやることが増えた 
・習い事や塾で忙しくなった 
・親の仕事が忙しくなった 
・何か知らないけど、やたらに追いまくられている感じがしている


 
 
●読み聞かせで本が好きになると、いいことがいっぱい

 

それまで読み聞かせをしてきたのに、1年生になったらやめてしまうというのはもったいないですね。 
というのも、読み聞かせこそ子どもを本好きにするのに最も効果の高い方法だからです。

 
お母さん・お父さんとの触れ合いを楽しみながら、本の世界に浸る時間は子どもにとって至福の時間です。 
それによって本の楽しさを味わいを読書が好きになるのです。

 
読書の習慣が身につき本をたくさん読めばいいことがいっぱいあります。 
まずは、言葉をたくさん覚えるので語彙力が高まります。

 
それによって、文章を読み取る読解力と文章を書く文章力が高まります。 
同時に、話を聞いて理解する能力と話して表現する能力も高まります。

 
すると、国語だけでなく、全ての勉強にいい影響が出ます。 
というのも、全ての勉強は言葉や文章を使って行うものだからです。

 
それにもっと長い目で見たときも、つまり一生涯にわたる影響を考えてみたときも、読書の効果は絶大です。 
読書をする人は自分でどんどん学べる人であり、絶えず成長を続けられる人です。 
どんな仕事をしてどんな生活をするにしても、読書によって得られるものは絶大です。

 
ということで、1年生になって読み聞かせをやめるのはもったいないことです。 
その習慣がある家庭にはぜひ続けて欲しいですし、今までやっていなかった家庭ではぜひ新たに始めて欲しいと思います。

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