●親が叱るとき、ひどい言い方にならないようにするには?


前回、親のひどい叱り方や暴言を、次の6つの型に分類しました。


「○○しなきゃダメでしょ!」(否定型)
「なんで○○しないの?」(詰問型)
「○○しないと□□だ」(罰則型)
「お姉ちゃんはちゃんとできたのに」(比較型)
「本当にずるい子だね」(人格否定型)
「お前なんかいない方がよかった」(存在否定型)


では、このような言い方にならないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
今回は、その具体例を4つ紹介したいと思います。



●プラスイメージの言い方



1つめは、「プラスイメージの言い方」です。
例えば、次のように「○○すると□□のよいことがあるよ」というニュアンスで伝えるのです。


「先にやっておくと後が楽だよ」
「今日のうちに準備しておくと、明日の朝ゆっくりできるね」
「使ったら元の場所に戻しておくと散らからないよ」
「テストのときに見直しをすると、5点はアップするよ」

 
これが面倒なときは、次のように、後の部分は割愛して、「○○するといいよ」だけでもよいでしょう。


「先にやっておくといいよ」
「今日のうちに準備しておくといいよ」
「使ったら元の場所に戻しておくいいよ」
「テストのときは見直しをするといいよ」


このように、「しなきゃダメ」を「するといいよ」にかえるだけで、言われる側の気持ちはかなり変わります。
とがめたり否定されたりしていないので、素直な気持ちで聞けるようになるのです。

 
ぜひ、自分の口癖を振り返ってみてください。
「しなきゃダメ」と言いそうになったら、「するといいよ」に自己翻訳して言うように心がけましょう。



●取り敢えずほめる



2つめは、「取り敢えずほめる」です。


何か子どもにやってほしいことがあったとします。
その場合は、すでにできているような印象を与えることが大事です。
そのためには、取り敢えずほめることです。
できていなくても、取り敢えずほめるのです。


親はみんな「ほめるのはできるようになってからだ」という無意識の思い込みに支配されています。
だから、永久にほめられません。


そうではなく、取り敢えずほめてください。
「できたらほめる」のではなく、「ほめたらできる」が正しい戦略です。

 
「片づけがうまくなってきたね」
「行儀よく食べられるようになってきたね」
「時間の使い方がうまくなってきた感じじゃん」
「朝の支度で無駄な動きが減ってきたね」


このように言われると、なんとなくそんな気がしてくるものです。


●単純型で促す


3つめは「単純型で促す」です。

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