宿題の間違いを指摘すると、不機嫌になります。 
でも、間違いをそのままにしておくのもどうかと思います。 
毎日毎日親子でけんかしながら宿題をやっています。 
どうしたらいいでしょうか?


よく、このような質問を受けます。 
日々の宿題のことで質問した人もいますし、夏休みや冬休みの宿題のことで質問した人もいます。


講演で質問されたときのように、目の前に質問者がいて、しかも、時間的な余裕があるときは、私は次のように言います。


では、今から少しの間、自分が子どもになったつもりで私の話を聞いてください。いいですか? 

あなたは、小学生の子どもですよ。 
今、あなたは、一生懸命がんばって漢字書き取りの宿題をやり終えたところです。 
ホッと一息ついていたら、そこへお母さんがやってきました。 
嫌な予感がします。(笑)


お母さんがノートを手に取りました。 「あ~、この字違っているじゃないの。あれ、これも違ってるよ。はい、書き直して!」


あなたは、どんな気持ちがしましたか?
心の中の言葉を口に出して言ってみてください。


そして、マイクを向けると、みなさん次のように答えてくれます。


・せっかくやったのに、ガミガミ言わないでよ。
・わざわざ見つけないでよね。
・ちょっとくらいいいところを見つけてくれてもいいのに。
・「宿題がんばったね」くらいのことは、言ってくれてもいいのに。
・合っている字もあるでしょ?


それを受けて、私は言います。 
そうです、そうです、その通りです。 
子どもたちは、そう思っているんです。 
みなさん、よく分かっているではないですか。


ですから、子どものそういう気持ちを理解して対応すればいいのです。 
もう、みなさんが答を言ってくれたようなものです。


まず、子どものノートを見たら、まず最初に、次のようなことを言ってあげてください。


・宿題を自分から進んでやれてえらかったね
(がんばって宿題をやったことをほめる)
・この「春」という字の形がいいね。この「道」という字が上手だね
(無理にでも、いいところを見つけてほめる)


その後で、次に進むのです。


・あ~っ、惜しい、違う字が3つある。どれか分かれば立派!
(このように少しクイズ的にしてみるだけでも、子どもの反応は違ってきます)
・あ~っ、惜しい、この字が違っている。惜しい!!
(いかにも悔しそうに言ってやると、子どもも悔しい気持ちになってきます)


みなさん、「なるほど」という顔で聞いてくれます。


ところで、これは、1つの例として受け止めてください。 
私が一番言いたいのは、相手の立場に立って考えるということです。 
とくに、なにかうまくいかないことがある場合は、相手の立場に立って考えてみることがたいせつです。


親としては、子どもの立場に立って、もう一度虚心に考えてみることです。 
こういうとき、自分が子どもだったらどんな気持ちになるだろうか? 
こう言ったら、子どもはどう思うだろう?


これは、私のイチオシです。 
いろいろな機会にこれができるようになると、あなたの親力は格段にアップします。 
というより、あなたの人間力がアップします。


夫婦関係、家族関係、友達関係、地域の人間関係、会社の人間関係、全てにおいて、格段の飛躍が起こります。 
あなたは、もはや1人の偉大な実践的心理学者です。


【親野智可等@まぐまぐニュース】
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