●算数・数学が苦手な子はつらい



算数・数学ができない子は、授業中つらい思いをしていることが少なくないです 。
特に高学年や中学生はそうです。
国語や社会などなら、苦手な子でも部分的にわかるということもあります。
でも、算数・数学はそうはいきません。


なぜなら、算数・数学は積み上げ教科だからです。
つまり、既に学んだ内容の上に新しい内容を積み上げていく教科だということです。
ですから、躓いてよくわからないままになってしまうと、その後はますますわからなくなってしまうのです。
算数・数学が苦手な子の多くは、わけがわからないまま教室に座っているという状態が続きます。


●日本の学校では、わからない子への個別指導ができない


本来は学校でそういうところまで個別指導して、一人一人の躓きに対応してくれるといいのですが、実際にはそれができません。
なぜなら、日本は小学1年生は35人学級ですが、それ以外は基本的に40人学級、つまり大人数教育だからです。


日本の先生が授業中に個別指導をしていれば、他の子はほったらかしになります。
そもそも授業を進めることができませんので、その学年で教えるべき内容を教え切ることができなくなります。


休み時間に個別指導をすれば、次の受業の準備もできませんし、保護者からの連絡帳に目をとおして返事を書くこともできません。
子どもたちとおしゃべりしたり触れ合ったりなどのコミュニケーションもできません。


●欧米の学校では、わからない子への個別指導ができる


欧米は教育予算を増やして先生の数を増やし、少人数教育を実施していますから、個別指導が可能です。
例えば、フィンランドは1学級20人の少人数教育です。
同時に、複数担任制でもあり、アシスタントティーチャーがつきます。


その上、授業に付いていけない子に個別指導をするスペシャルティーチャーもつきます。つまり、3人体制の授業なのです。
彼我の違いを嘆かざるを得ません。


資源のない日本ですから、教育にお金を向けて人づくりをすることが大切なはずです。
ところが、日本の教育機関に対する公的支出は、国内総生産(GDP)の約3.5%で、加盟34カ国の中で最下位です。


日本の最下位は6年連続です。
 (以上は「図表でみる教育2015年版」より)
子育て世代の人たちと、そのよき理解者たちは、政治や行政に働きかけて教育の予算を獲得する必要があるのです。


つづく
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