[ 問題 ]


子どもが可愛がっていたペットが死んでしまったので、子どもが泣いています。
子どもに何と言いますか?


A.泣くのはやめようね。命あるものはいつか死ぬんだからね

B.悲しいね。泣きたくなるね。○○は空の上から見守ってくれるよ

C.ママも悲しいよ。また新しい犬を飼おうね









診断結果



Aを選んだ人:×

悲しみを表現せずに抑えつけると、ストレスを溜め込むことになります。
そして、自分の悲しみに共感してもらえないことで、子どもは「お母さんは悲しくないのかな?自分の気持ちはわかってもらえないようだ」と感じてしまいます。



Bを選んだ人:◎

泣きたいときは十分泣かせてあげましょう。
それが心の浄化になります。
そして、悲しい気持ちに共感してあげましょう。
それによって、子どもは悲しみを乗り越えることができます。
また、一緒に悲しんでくれる親への信頼の気持ちも育ちます。



Cを選んだ人:△

子どもに共感しているのはいいのですが、「また新しい犬を飼おう」は割り切りすぎです。


ポイント


大人でも、ペットロスで心身に深刻な影響が出る人がいます。
子どもにとっても、一緒に遊び、一緒に育ってきたペットは、家族や親友ぐらい大切な場合があります。
ですから、子どもの気持ちのケアに心がけてください。


つまり、十分泣かせてあげることと親が子どもの悲しみに共感してあげることが大切です。


死の意味がわからない小さな子どもは、恐怖や不安を抱くことがありますので、「天国に行くんだよ」「空の上から見守ってくれるよ」などと話してあげましょう。
また、天国、雲の上、空の上などでペットが遊んでいる様子をイメージさせて、不安を和らげてあげましょう。


そして、写真などを見てペットとの思い出を語り合ったり、ペットのお葬式をして手紙を読んだりするのもいいでしょう。
余計に涙をさそうことになりますが、ここで十分悲しみを味わったり泣いたりすることが大切なのです。


これらの経験によって命の愛おしさを知り、人間や動物を大切にする気持ちも育ちます。
また、ひとの悲しみにも共感できるようになります。


【親野智可等@まぐまぐニュース】

http://bit.ly/2nbcOox


親野智可等の講演
親野智可等のメルマガ
親野智可等の本
親野智可等@アマゾン
遊びながら楽しく勉強
取材、執筆、お仕事のご依頼
親野智可等のお薦め
親野智可等のHP

「フォレスタネット」先生の授業準備のための情報サイト

国語のお薦め
漢字のお薦め
語彙力をつけるには?
算数のお薦め
算数の図形の力をつけるには?
遊びながら力がつく算数ゲーム
理科のお薦め
これがイチオシ理科マンガ
社会科が好きになるお薦め
歴史が好きになると一生楽しめる
地理が得意になると社会科全体が好きになる
図鑑が子どもを伸ばす
多種多様な図鑑
幼児にオススメ
お薦め知育教材
子どもは伝記で自分の人生を考える
親力アップにお薦めの本
発達障害?と思ったら
パパ・祖父母・PTAのオススメ
思春期の子をお持ちの方にオススメ