●地頭がいいと思う子は知的好奇心が旺盛。ではどうすれば…


こんにちは、親野智可等です。
早速ですが、私が地頭がいいなぁと感じる子は、知的好奇心が旺盛なことが多いです。
なぜ知的好奇心があるのかというと、子どものときから生活や遊びのなかで、知的に鍛えられているからです。


私は「楽しく勉強する」という意味の「楽勉(ラクベン)」を推奨しています。
生活や遊びの中で、楽しく、ラクに、知的に鍛えることが、一番効果的だからです。


例えば、まだ算数を習っていない子の場合でも、丸いピザを切り分けるとき、「一枚のピザを半分に切ると二つになるでしょう。そのうちの一つのことを、2分の1というんだよ」「じゃあこの2つに切ったうちの一つを、また半分に切ったら?」「そうすると、4つに分けたうちの1つだから、4分の1だよ」「2と4だと4のほうが大きいのに、4分の1のピザのほうが小さいね。なんでだろうね」などという会話をすることができます。


そうすると、子どもでも分数の概念が何となく分かってきます。


学校で分数を勉強するときは、テープを使って、半分に切ったら、さらに半分に切ったら…と教えられることが多いですが、テープだと子どもはなかなか興味が持てません。
本当はケーキを使えたらいいのですが、予算も時間も限られているので仕方がないですよね。


他にもプールに行ったとき、よく「水深1.2メートル」という表示があります。
ここから小数の話につなげることもできます。
50メートル走のタイムにも、小数が出てきますね。


このように、日常のなかで知的に鍛えられる場面はたくさんありますが、大事なことは「嫌がったり、無理だなと思ったら、そこまでにする」ということ。
あくまで楽しんで、興味をもってもらわないと始まりません。


私は「地頭がいい」ということには、3つの要因が関係していると思います。


つづく
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