●ぼんやりした状態に大きな意味がある

 
「いつまでもぼうっとしていないで、やることやりなさい」
「ぼんやりしてないで、勉強しなさい」
「ぼうっとしてないで、遊ぶなら遊ぶ。寝るなら寝る。どっちかにしなさい」


みなさんは、子どもにこういう言葉をかけることがあると思います。
たしかに、「ぼうっとしている」「ぼんやりしている」状態は、時間のムダのように思えます。
ところが、最近の脳科学では、こういうぼんやりした状態に実は大きな意味があるということが言われています。


●ぼんやり状態は、自己認識、見当識、記憶、ひらめきに関わっている

 
脳の血流を調べると、ぼんやりしているとき、つまり脳が安静状態に入っていると血流が増えて、活発に活動する領域がいくつかあるということがわかっています。
このようにぼんやりしているときに活発になる神経回路を、「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN)といいます。

 
そして、この神経回路は、どうやら自己認識、見当識、記憶、ひらめきなどに関わっているらしいということです。
この対極にあるのが、問題解決に向けて意図的に考えたりやるべき課題に集中してこなしたりするときに活発になるのが「中央実行系ネットワーク」(CEN)です。

 
●ぼうっとしているときにひらめきがやってくる

 
これで思い出すのがアルキメデスの話です。
ある時アルキメデスは難しい問題について考えていて、いくら考えても解決方法がわからずに困っていました。

 
ところが、風呂に入ってぼんやりリラックスしていたときに、思いがけずその解決方法をひらめいたのです。
喜びのあまり、風呂から飛び出して、「ユーレカ(わかった)、ユーレカ」と叫びながら裸で町中を走り回ったというのは有名な話です。

 
過去の偉人や天才の伝記には、同じような話がけっこうあります。
また、私たちの日頃の生活でも、リビングでぼうっとしているときいいアイデアを思いつくとか、電車の揺れに身を任せているときパッとひらめいたりすることはよくあります。
つまり、中央実行系ネットワークでできないことが、デフォルト・モード・ネットワークでできるようになる、ということがよくあるのです。

つづく
ママノート

親野智可等の講演
親野智可等のメルマガ
親野智可等の本
遊びながら楽しく勉強
取材、執筆、お仕事のご依頼
親野智可等のお薦め
親野智可等のHP

「フォレスタネット」先生の授業準備のための情報サイト

国語のお薦め
漢字のお薦め
語彙力をつけるには?
算数のお薦め
算数の図形の力をつけるには?
遊びながら力がつく算数ゲーム
理科のお薦め
これがイチオシ理科マンガ
社会科が好きになるお薦め
歴史が好きになると一生楽しめる
地理が得意になると社会科全体が好きになる
図鑑が子どもを伸ばす
多種多様な図鑑
幼児にオススメ
お薦め知育教材
子どもは伝記で自分の人生を考える
親力アップにお薦めの本
発達障害?と思ったら
パパ・祖父母・PTAのオススメ
思春期の子をお持ちの方にオススメ