●罰で脅しても効果がないばかりか弊害が多い


「机の上の物を片づけないと、捨てちゃうよ」
「早く着替えないと、連れて行かないよ」
「テストで80点以上とらないと、今度の旅行に連れて行かないぞ」
「おはしセットを出さないと、洗ってやらないよ」
「全部食べないと、テレビ見せないよ」

 
このような罰でおどして、子どもをしつけようとする罰則型の親はたくさんいます。
でも、このやり方には効果がないばかりか、多くの弊害があります。


子育てや教育についての研究で常に世界をリードする「エール子育てセンター」。
その責任者で、世界的に著名な児童臨床心理学者のアラン・カズディン博士も、次のように言っています。

 
「罰を言い渡した親は気分がよくなるかも知れない。だが、それで子どもの行動が変わることはない」
「親が子どもに罰を与えていると、その子は友達に対しても罰を与えるようになる。親が子どもに暴力的な振る舞いをしていると、その子は友達に対しても暴力的な振る舞いをするようになる」


●罰でおどしても内面的な成長にはつながらない


私の経験でも、まったく同じことが言えます。
親が子どもを罰でおどせば、子どもは従います。
それは罰が恐いからであり、いやいや従っているのです。
そうすることのよさや必要性を、心から納得しているわけではありません。


ですから、子どもの内面的な成長にはつながらず、「今度は自分から進んでやろう」という気にはなれません。
同じ状況になる度に、親が何度も同じことを言わなければならなくなります。


さらには、同じ罰だと効きめがなくなってくるので、だんだん罰がエスカレートするということにもなりかねません。
これが弊害の1つめです。


●子どもは「罰でおどすのは効果的だ」と学んでしまう


弊害の2つめ。
親が罰でおどして子どもを従わせていると、子どもは罰でおどすのは効果的だということを学んでしまいます。
そして、兄弟や友達に対して、その方法を使うようになります。

 
実際、私が教えた子どもの中にも、「お片づけしないと遊んであげないよ」「ちゃんと並ばないと、後回しにするよ」「帽子持ってこないと入れてあげないよ」などと、罰則型の言葉で友達を従わせようとする子が何人かいました。
その子たちの親は、やはりそういう言葉を使うタイプでした。


●「表の教育」は失敗し、「裏の教育」は成功する


これを私は「裏の教育」と呼んでいます。

つづく
TOMASスカラ


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