[ 問題 ]


毎日の宿題で国語の教科書の音読が出て、やったら音読カードに書くことになっています。
10日以上同じところを読んでいるので、すっかり上手に読めるようになり、もう子どもは飽きてしまいました。
あなたならどうしますか?


A.たとえ飽きてしまっても、点や丸を意識させて、ゆっくり読ませる

B.スピードを上げて速く読ませる

C.読んでいなくても読んだことにして、音読カードを書いてやる









診断結果



Aを選んだ人:△

点で少し切って、丸で少し休んで、というようにゆっくり読むことは音読の基本です。
でも、ずっとそれだけやっていればいいというわけではないのです。
もっと上の段階の読み方があるのです。
それがBです。



Bを選んだ人:◎

ゆっくりで上手に読めるようになったら、だんだん速く上手に読めるように練習するといいのです。
上手にとは、1つには「間違えないで正しく」ということです。
もう1つは、「はっきり滑舌よく」ということです。



Cを選んだ人:×

問題外です。


ポイント


ある程度の声の大きさで、「正しく、はっきり、速く」読むのが音読の1つの理想です。
こういう読み方を、私は「アナウンサー読み」と呼んでいます。
その前の段階として、「正しく、はっきり、ゆっくり」があるのです。
いずれにしても、「正しく」と「はっきり」は絶対に必要です。


でも、ほとんどの音読の指導が「正しく、はっきり、ゆっくり」の段階に終始しているようです。「速く読む練習をしなさい」という先生は極めて少ないと思います。


その理由は、うっかり子どもに「速く読むのも必要だよ」とか「正しく、はっきり、速く読もう」などと言うと、子どもは「速く」ばかりに気持ちがいってしまって「正しく」と「はっきり」を忘れてしまうからです。
家で読むときも、先生が「速く読めって言った」ということで「いい加減な速読み」になってしまいます。


でも本当は、アナウンサー読みの練習をすることには大きな価値があります。
まず1つめは、滑舌がよくなるということです。
これについては、全てのアナウンサーが証人です。


もちろん、「正しく、はっきり、ゆっくり」読むことが滑舌をよくするためにも第一段階として必要です。
でもそれだけに終始していては、負荷が少なすぎて効果も出ないのです。
ですから、アナウンサーは早口言葉の練習をするのです。


2つめとして、これで瞬時に多くの量の文字をとらえる能力が育ちます。
これは、黙読を上手にするためにとても大事な能力なのです。
同時に、初めて見る文章をスラスラ音読する能力にもつながります。


なお、この能力を養うことに特化するなら、先ほど触れた「いい加減な速読み」も大きな効果があります。


【親野智可等@まぐまぐニュース】

http://bit.ly/2nbcOox


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