●子どもたちは親の言葉によって救われたり傷ついたりする


親は毎日子どもたちに色々なことを言っています。
親の言葉は子どもたちにシャワーのように降り注いでいるのです。
そして、子どもたちは親の言葉によって救われたり傷ついたりします。


自信を与えてくれるのも親の言葉であり、自信をなくさせるのも親の言葉です。
親の言葉が子どもに与える影響は計り知れないといっていいくらい大きいのです。


今回は、子育て中のパパ・ママが集まったある会合で聞いた話を紹介します。
子どものころ親に言われて傷ついた言葉の実例です。


●あなたには期待してないから


40代の男性Aさんのお話。
Aさんが6年生のとき、3歳年上で中学3年生のお兄さんが地元で一番の進学校に合格しました。
合格のお祝いでレストランに行って、家族で食事をしているとき、Aさんは「ぼくも3年後には受験だなあ」と言いました。


すると、すかさず母親が「あなたには期待してないから」と言いました。
それを聞いたAさんは、冷たい水を浴びせかけられたように感じたそうです。
Aさんは、そのときを振り返って、「兄の合格がうれしくて、自分もがんばろうと思っていたところにそんなことを言われたので、急に気持ちが沈んでいくのがわかりました」と言っています。


●やっぱりあんたは根性がないね


30代の女性Bさんのお話。
Bさんが小学生のとき、夏休みのある日、学校のプールにいきました。
友達とひとしきり泳いだり遊んだりして、疲れたのでプールサイドで休んでいました。


すると、そこへ買い物途中の母親が様子を見に来て、Bさんを見つけるなり「やっぱりあんたは根性がないね。休んでばかりいないで、せっかく来たんだからもっと泳ぎなさいよ」と言いました。
Bさんは、「ちょっと休んでいただけなのに。お母さんはいつも私のことをそう思っているんだ」と思ったそうです。


●あんた、ブスだね


40代女性のCさんのお話。
Cさんは子どもの頃、家族の旅行でホテルに泊まりました。
朝、Cさんが目が覚めたとき、母親が顔を覗き込むようにして、「あんた、ブスだね」としみじみ言いました。


Cさんは、それがずっと心に残り続け、中学や高校のときは顔が隠れるようにできるだけ前髪を長くしたりマスクをしたりしていたそうです。
つい10年前くらいまでは、そのときの情景が時々夢にも出てきたそうです。


●子どもは黙ってなさい


50代男性Dさんのお話。
Dさんが中学生の頃、法事か何かの親戚の集まりがありました。
大人たちが、会場に行くために誰がどの車に乗るかという相談をしていたので、Dさんも意見を言いました。


すると、父親にすごい剣幕で「子どもは黙ってなさい」と言われました。
それ以降、Dさんは、子ども同士でも、何か相談するとき自分の意見を言うのが恐くなったそうです。


●ホント性格悪いね


40代女性Eさんのお話。
Eさんは、どんな場面だったかまったく覚えていないのですが、子どものころ母親から「ホント性格悪いね」と言われたのが未だに忘れられないそうです。
今は母親と離れて暮らしているのですが、会う度にこの言葉を思い出してしまうそうです。


つづく
学研キッズネット

親野智可等の講演
親野智可等のメルマガ
親野智可等の本
遊びながら楽しく勉強
取材、執筆、お仕事のご依頼
親野智可等のお薦め
親野智可等のHP

「フォレスタネット」先生の授業準備のための情報サイト

国語のお薦め
漢字のお薦め
語彙力をつけるには?
算数のお薦め
算数の図形の力をつけるには?
遊びながら力がつく算数ゲーム
理科のお薦め
これがイチオシ理科マンガ
社会科が好きになるお薦め
歴史が好きになると一生楽しめる
地理が得意になると社会科全体が好きになる
図鑑が子どもを伸ばす
多種多様な図鑑
幼児にオススメ
お薦め知育教材
子どもは伝記で自分の人生を考える
親力アップにお薦めの本
発達障害?と思ったら
パパ・祖父母・PTAのオススメ
思春期の子をお持ちの方にオススメ