夏休みの宿題ド定番といえば自由研究!
親にとっても面倒な課題だけれど、楽しく上手に向き合えば、わが子の才能を伸ばす、またとないチャンスに♪
小さな探究心を揺さぶるために、親ができることとは?
楽しい夏休みに毎年、多くの親子を悩ませるのが自由研究。
小学生の子どもをもつ母親200人に「夏休みの自由研究をどう思いますか」と聞いた本誌アンケートによると、54・1%もの人が「めんどくさい」と回答。
理由は、「子どもひとりでできないからアドバイスをするのに結局、聞き入れられず、イライラする」「やる気になるまで時間がかかる」など。
(中略)
親は自由研究にどう関わっていくのが正解なの?
子育てに関する多くの書籍を執筆する、カリスマ教育評論家の親野智可等さんはこう指摘する。
「子どもだけでテーマを決めて実行するのは難しいので、親のサポートが必要です。お薦めなのは、子どもが普段から好んで取り組んでいることを、とことんやらせてあげて、それをまとめる方法です」
サッカーが大好きならその練習の記録をつけたり、工作が好きならつくった作品の過程と工夫したところを記入するなど。
「好きなことに夢中になると、いろいろな能力が伸びます。例えばタレントのさかなクンは、海の生きものが大好きで幼いころから観察した結果、集中力や記憶力、図鑑や文献を読むための読解力や語彙力が自然と身についたのだと思います。絵を描いたり、海の魅力を言葉で人に説明する優れた能力も持っている。興味に従ってひとつことを突き詰めたからこそ、多くの才能を身につけ大活躍できるのです」
(中略)
母親へのアンケートでは「毎日観察するようなものは子どもが途中で飽きてしまう」という悩みの声もあったけど、「叱ってもお互い嫌な気分になるだけ」と前出の親野さん。
「毎日やるって言ったじゃない?と叱ると、お互い嫌な気分になってしまいます。単に子どもが忘れているだけなら?あ!そういえば忘れていたけど今日、観察記録つけたっけ?一緒にやろう?と、あえて親も忘れていたフリをするのもいいでしょう。やる気がない場合は、親子でプロレスごっこやくすぐり合いなどのスキンシップでテンションを上げてから?よし!一緒に観察しよっか?といえば、ノッてきたりします」
「お母さんも手伝うから、半分やろう」など、ハードルを下げるのもコツで、子どもの頑張りをほめることにも気を配りたい。子どものこだわりを聞き、感心してあげましょう。子どもにとっては好きなことを思う存分やらせてもらえて、さらに親が応援してほめてくれるのだから、これ以上嬉しいことはない。親への信頼感が高まり、親子関係もよくなります」(親野先生)
自分でやりたいこと(課題)を見つけ、取り組む力は今後の人工知能を中心とした技術革新の時代では非常に重要だという。
つづく
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