◆◆◆図鑑は、どんなことにも前向きに取り組む自信や、将来社会で求められる発想力や独創性まで育みます◆◆◆


前回は、虫好きな子に昆虫図鑑を用意すると、いいことがいっぱいあるというお話を教育評論家の親野智可等先生にうかがいました。
虫好きの子に限らず、図鑑は多くの子どもを伸ばす万能アイテムであるようです。
引き続き、親野先生にお聞きします。


●図鑑に親しむことで勉強が好きな子に育つわけとは?
 

図鑑に親しむと、知識を豊かにする目的以外にどんなよいことがありますか?

 
親野 「私は、“本物体験”でいろいろな物事への興味・関心を育てることをお勧めしています。
でも何でもかんでも本物体験というわけにはいきませんよね。
そこで、本物体験を補うものとして図鑑がいいと思います。
たとえば、宇宙や天文などに興味を持つにはJAXA(宇宙航空研究開発機構)などに実際に宇宙船などを見学に行くのが一番いいのですが、図鑑でもそれに近い効果が得られます。

 
例えば、ある子が図鑑で月のクレーターのことを読んだとします。
すると、テレビのニュースで月のクレーターの話題になったとき、『それ知ってる』となり、その話題が意識に引っかかるようになります。
事前にクレーターのことを読んでいたからこそ、後で流れてきた情報がそこに引っかかったのです。

 
これを、私は“知識の杭”と呼んでいます。
こうして、図鑑によって知識の杭が打たれると新聞・テレビなどで関連した単語が出てきたときピピッとアンテナが反応するようになります。
すると、さらに自分で進んで図鑑などで調べたり、ニュースに耳を傾けたりするようになります。

 
このようにして情報や知識がたまっていきます。
そうなったところで、授業でそれを勉強すると、大いに興味を持って張り切って取り組むことができます。


他の子が知らないことを知っているということは、大変な自信にもなります。
日ごろから図鑑に親しんでいると、知的な面で自信が持てるようになります。
他の子が知らないことを知っていると『すごーい!』『よく知ってるね』と、まわりの友達や先生たちから言われるようになります。


『昆虫と言えば、○○くんだね』と言われることで、『ぼく(私)って、すごいかも』と大きな自信になります。
ひとつ自信が持てる分野があると、他のことにもがんばれるようになります。
何に対しても、やってみようと前向きに取り組めるようになります。
こうした自信は、勉強や生活の中のあらゆる場面で、主体的に自分の人生を切り開いていく生きる力に通じます」

 
●これからの社会で求められるのは、“富士山型知識”の持ち主

 
図鑑に親しむことで、勉強ができるようになるだけでなく生きる力を育むことにも通じるのですね。
子どもの興味が赴くままだと、知識が偏ってしまわないかという心配もあるのですが。

 
つづく
ママノート
http://mamanote.jp/news/3887

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