●子どもが生まれたときの感動を忘れ、叱るばかりの毎日に


東京都内に在住のWさんは小学2年生の男の子Y太郎君のお母さんです。
旦那さんと結婚したのは20代前半でしたが、子どもがなかなかできませんでした。
Y太郎君がお腹に宿ったのは30才の時で、それがわかったときはうれしくて思わず涙がこぼれたそうです。



Y太郎君が生まれて産声を聞いたとき、そして初めて胸に抱いたとき、本当に感動して言葉も出なかったそうです。
ところが、その感動もいつしか忘れ去り、だんだんY太郎君を叱ることが増えていました。
特に小学校に入学してからは、ガミガミ叱ることが増えてしまいました。

 
●「ママ、ぼくのこと好き?」のひと言で大切なことに気づく
 

Wさん 「やるべきことをやってくれないと、つい叱ってしまっていました。本当は叱りたくないんですけど…」


親野 「なるほど。その気持ちはよくわかります」


Wさん 「ある日、親野先生が書かれたものをネットニュースで見て、ハッとしました」


親野 「どんな内容ですか?」

 
Wさん 「毎日ガミガミ叱っていると、子どもは自分が愛されていないのではないかと思い始める…と書かれていました。実はそれについて心当たりがあって、最近子どもが妙によそよそしいというか、前のように素直に甘えてこなくなったように思っていました。そして、『ママ、ぼくのこと好き?』とか聞いてくることが度々あったのです」


親野 「それは気になりますね」


Wさん 「そう言われてハッとしました。『これは何とかしなくちゃ』と思って、先生のブログを読みまくったら、『叱らなくても済む工夫が大事』とか『カード式でやることを見える化』とかが出ていて、『これだ』と思い立ちました」

 
●ホワイトボードとマグネットプレートで帰宅後のやることを「見える化」
 

それでWさんは、自分なりの工夫で、Y太郎君がやりやすいように、やることを「見える化」することにしました。
いろいろ試したそうですが、今はホワイトボードとマグネットプレートを使う方法に落ち着いているそうです。

 
そのやり方は極めてシンプルです。


1,ホワイトボードを縦に置き、その真ん中にビニルテープを貼り、左と右に分ける
2,マグネットプレートを切り取って長方形の「やることカード」をたくさんつくる
3,カードは横書きで、帰宅後から寝るまでにやるべきことを書く
4,やる順番で、カードをホワイトボードの左側に貼る
5,やったらカードを右に移す

 
●寝るまでにやることをカードに書く

 
カードには次のようなものがあります。

「うがい・手洗い」「靴下を洗濯機に入れる」「ランドセルの中身を箱に出す」「お便りをママの席に置く」「給食袋を出す」「宿題の準備をする」「宿題」「片づけ」「明日の準備」「予定帳をママに渡す」「食べたら歯を磨く」「お風呂」「胡蝶蘭に水やり」「明日の服を出す」「うがい」


つづく
ママノート

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