[ 問題 ]


公園を散歩中に、タンポポの群生を見て我が子が言いました。 
「日向のタンポポは開いているけど、日陰のタンポポは閉じてるんだね」。 
さて、あなたは何と答えますか?


A.「日向のタンポポにバケツを被せてみようか?」


B.「不思議だね~。他の花はどうかな?」


C.「タンポポは日向で開いて、日陰で閉じるんだよ。チューリップは暖かいと開いて寒いと閉じるんだよ」


D.「学校の理科の勉強で教わるよ。楽しみだね」



診断結果


●生活の中で機会を生かし、知的な刺激を与えよう


日々の生活の中で、いろいろな機会を生かして、子供に知的な刺激を与えることが大切です。
それが、子供を伸ばすコツです。
したがって、一番いいのはAとBです。


●Aを選んだ人:◎


こう言って、実際にバケツを被せてみれば、いい実験になります。
しばらくして、バケツを取り、タンポポの花が閉じているのを見せるのです。
子供はその不思議さに感動します。
ちょっとした機転を効かせることで、機会をうまく生かすことができるのです。
これも親力の1つの柱です。


●Bを選んだ人:◎


一緒に不思議がることで、子供の言ったことを共感的に受け入れることができます。
さらに、他の花はどうかなと問うことで、子供の発見をさらなる追求に発展させてやることができます。
「不思議だね~」の他にも、「なぜかね~」でもいいでしょう。


●Cを選んだ人:○


いきなり答えを全て教えてしまっているのが、少し残念です。 
でも、チューリップとの違いにまで話をふくらめることで、知的刺激になっているとも言えます。 子供が「へえ!」と思えるような話ができるなら、このような対応もいいでしょう。


●Dを選んだ人:×


これでは、子供のすばらしい発見を一つも生かすことができません。 
日々の生活の中で疑問を持って考えたり、新しいことを知ったりしていくのが、本当の勉強です。 そういう土台の上に学校の勉強があるのです。


ポイント


日々の生活の中で、子供はいろいろな発見をしたり疑問を持ったりしています。 
それらは、全て、勉強へとつながるものなのです。 
そもそも、学問自体が、そのような身近な発見や疑問から始まっているのですから。


ですから、親は、いつも、子供の発見や疑問を生かそうという視点をもっていることが大切です。 そういう視点があればこそ、いろいろな機会に、機転の効いた対応を考えつくことができるのです。


そうやって、知的な刺激を与えられている子は、考えることや知識を得ることに楽しみを見出すことができるのです。 
それが、全ての学問や勉強の土台なのです。


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