学校から宿題で出される漢字の書き取りを負担に感じる子どもは多いもの。
「書き取り=大変な作業」と、漢字に対して苦手意識を持ってしまうこともあるようです。
そこで、教育評論家の親野智可等さんに、漢字をストレスなく覚える方法と親ができるサポート方法を教えていただきました。

●漢字の書き取りは体に覚えさせるために必要!


小学校1年生で習う漢字は80字で、2年生はその倍の160字です。
3年生と4年生が200字で一番多く、以降は少し減って5年生で185字、6年生で181字です。
また、学年が上がるにつれて、習う漢字の画数が増え、読み方も複雑になっていくもの。
これはよく考えてみれば大変なことです。


「大人で毎年新しい漢字をこれだけ覚える人はまずいません。私もここ1年間で新しく書けるようになった漢字は…1つもありません。子どもたちにとっても漢字の学習はかなりの負担です。親も先生も『漢字をちゃんと覚えなさい』と気軽に言いますが、そんなに簡単にはいかないものです」


漢字の学習=ドリルや書き取りノートで繰り返し漢字を書くことが基本ですが、文字を覚えるには、やはり書くことが大切とのことです。


「書くことで体に漢字を覚えこませることができます。日記や作文を書くときに、学校で習った漢字をできるだけ使って書くようにさせてみてください。書いたあとは、声に出して読ませると、より体に染み込むと思います。漢字は読み方を先に覚えるほうが書き方の覚えも早くなります」


●上手く書くことよりも漢字を使えたことを褒めよう!


このときに大切なのは、もし文字が間違ったり汚かったりしても、まずは漢字を書こうとしたことを褒めること。
漢字を書くことが「楽しい」と思える工夫が必要です。


「親も先生も、子どもが漢字を覚えないと叱り、文章を書くときに習った漢字を使わないとまた叱り、文字が雑だからといって、さらに叱りがちです。ですが、これはすべて逆果です。叱られることが多いと、子どもは『漢字ってつまらない』と感じるようになり、苦手意識ができるとますます苦手になってしまいます」


また、習ったことをうっかり忘れている、習ったが漢字を覚えていない、漢字よりひらがなの方が楽などの理由で、子どもは漢字を使わないことが多いそう。


「小学校1年生では、たくさん漢字を習っていないので、それほど気にならないかもしれませんが、2年生以上になると、親が『習った漢字を使わなきゃダメでしょ』という回数が増えしまうかと思います。否定的な言い方では子どものやる気を高めることはできません。何事でもそうですが、効果があるのは、常に否定でなく肯定です」


●子どもが無理なく漢字を使える工夫を!


子どもが漢字に苦手意識を持っている場合は、漢字を使ったらほめることを徹底すると効果があるそう! 
具体的に家庭での漢字学習をサポートするアイディアを教えてもらいました。


つづく
いこーよ


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