[ 問題 ]


子供の毎日の宿題として日記が出ます。
我が子が書いたものを読むと、いつも平仮名が多くて、習ったはずの漢字もあまり使われていません。
さて、このような場合、あなたならどのように対応しますか?


A.まず、習った字は漢字に直させる。その後で、中身に大いに共感して褒める
B.まず、中身に大いに共感して褒める。その後で、習った字は漢字に直させる
C.とにかく中身に大いに共感して褒める。あまり漢字のことには触れない
D.正しい表記を身に付けられるように、習った漢字を使って書くことを重点的に指導する



診断結果


●まずは書くことを好きにさせることが大切


子供の性格や能力に応じて、BまたはCがいいでしょう。
とにかく日記や作文の指導では、書くことを好きにさせることが大切です。
それを最優先させてください。
そのためには、ある程度、大人の我慢が必要です。 


●Aを選んだ人:


子供は日記を書き終えたことに喜びを感じているはずです。
それなのに、まず最初の親の反応が漢字が使われていないという指摘では、心が萎えてしまいます。
まず、きちんと宿題をやったことを認めてやり、さらに日記の中身に共感して褒めてやることが大切です。


それでないと、素直に漢字に直そうという気持ちにはなれないものです。
また、注意した後で大いに褒めても取り繕っている感じが否めません。
子供も、褒められたという気持ちにならないものです。 


●Bを選んだ人:


まず、中身に共感して褒めることで、子供の心は満たされます。
日記や作文の指導では、 中身への共感が1番大切です。
その後でなら、習った漢字に書き換えてごらんと言われても、 素直に直そうという気持ちになるものです。


ただし、これもその子の性格や能力に応じてやることが大切です。
場合によっては、1個か2個の指摘に留めておくことも必要です。
あまり、無理をすると書くことが嫌いになります。 


●Cを選んだ人:


この方法で毎日やれば、子供は書くことが大好きになるでしょう。
楽しんで書くうちに文章表現力も付いていきます。
ただし、なかなか漢字を使えるようになりません。
それでも、とにかく書くことを好きにさせたいというときは、この方法がいいでしょう。 


●Dを選んだ人:


この方法だと、文章を書くことに喜びを感じられなくなるでしょう。
あまりやかましく言い過ぎると、 書くことが苦痛にさえなります。
まず、様子や気持ちをグイグイ書く楽しさを味あわせることが大切です。
そうすれば書くことが好きになります。
それがないところで、表記法だけを身につけても仕方がありません。 


ポイント


私の実感を正直に言いますと、個性的で面白い文章を書く子は、ほとんどの場合あまり漢字を使いません。
漢字をしっかり使って、その他の表記法もきちんとしている子の書くものは、面白みに欠けることが多いというのが実感です。


もちろん、両方とも優れているという子もいますが、それは極めてまれです。
子供はなかなか両方に気が回らないものです。
どうせなら、文章の中身の方に気を回らせた方がいいと思います。
その方が、書くことの楽しさを味わえるからです。


私は、子供の日記や作文の指導は、書くことを好きにさせることが最優先だと思います。
漢字や表記法のことをやかましく言い過ぎて、書くこと自体を嫌いにしてしまっては元も子もありません。


【親野智可等@まぐまぐニュース】
http://bit.ly/2nbcOox

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