●分数は子どもにとってかなり不思議な数


今の子どもたちは、2年生の3学期に分数を勉強することになっています。
「今の子どもたち」と書いたのは、つい4年前の2009年度までは4年生の勉強だったからです。
学習指導要領の改訂で、一気に2年早くなったわけです。


もちろん、勉強するのは分数の初歩的な内容で、1/2、1/4、1/8などです。
でも、そこはやはり2年生ですから、みんながみんなすぐに理解するというようにはいきません。


なぜなら、分数というものは、子どもにとってかなり不思議な数だからです。
それまでは、「1,2,3……10,11,12……98,99,100」というように、自然かつ単純に増えていく数を扱った経験しかありません。


●折り紙やテープで説明


ところが、分数はもっと複雑かつ抽象的です。
たとえば、2年生のある教科書には、分数について次のような説明が書かれています。


同じ大きさに2こに分けた1こ分の大きさを、もとの大きさの「二分の一」といい、1/2と書きます。
同じ大きさに4こに分けた1こ分の大きさを、もとの大きさの「四分の一」といい、1/4と書きます。


う~ん、やはりわかりにくいですね。
もちろん、授業では、子どもにわかりやすくするために先生たちもいろいろな工夫をします。
さきほどのように言葉で概念的に説明しただけでわかるはずがないので、折り紙や紙テープを使い、それを折りたたんだり切り分けたりしながら教えます。


でも、本当は一番わかりやすいのは食べ物です。
ところが、教室に食べ物を持ち込んで授業するのはなかなか難しいことです。


●食べ物が一番わかりやすい


そこで、教科書にはピザやカステラなどの食べ物の写真が出ていて、それを切り分ける形で1/2,1/4/、1/8などを説明しています。
でも、やはり写真なので、イマイチわかりにくいわけです。
ということで、ぜひ、家庭で本物を使って分数に触れておくことをオススメしたいと思います。

例えば、……

つづく
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