●4月は子どもたちも疲れる、家ではリラックスできるように
 

新しい学年が始まりました。
新しい教室、新しい友達、新しい先生、いろいろ新しいことがたくさんあります。
しばらくの間、子どもたちは学校で緊張しっぱなしです。
ですから、ストレスが溜まりますし、かなり疲れます。


学校から帰ってくるとその疲れが出ます。
帰宅してすぐ眠ってしまったり、いつもよりダラダラしたりすることもあると思います。
ですから、家では十分リラックスできるようにしてあげてください。


●親の質問攻めがストレスに感じる子どももいる


親も不安ですから、「どうだった?友達できた?先生はどう?」などといろいろ聞きたくなると思います。
もちろん、待ってましたとばかりに話してくれる子もいますが、そのように根掘り葉掘り聞かれるのがイヤな子もいます。
そういう子の場合は、親の質問攻めがストレスになりますので、気をつけましょう。


●子どもの話は正論で返さずに、共感的に聞いてあげよう


もし子どもが何か話してくれたら、それを共感的に聞いてあげてください。
例えば、子どもが「なんか、今度の先生、厳しそうでイヤになっちゃう」と言ったとき、「先生のことを、そんなふうに言っちゃダメでしょ」などと、正論で跳ね返してしまってはいけません。
これだと、子どもはもう何も言えなくなり、溜め込むことになります。


ですから、「そうなんだ。厳しそうなんだ…」とか「あんまり厳しいと大変だよね」など共感してあげましょう。
共感してもらえると、子どもは話しやすくなります。
たくさん話して愚痴を聞いてもらうことで、子どものストレスが軽くなります。

 
●気になることは遠慮なく担任に相談しよう
 

たとえ子どもが話してくれなくても、親としては子どもの様子をよく見ていることは絶対に必要です。
そして、気になることがあったら、早めに担任の先生に相談するようにしましょう。
子どもの悩みで多いのは、友達のこと、先生のこと、勉強のこと、給食のことなどです。
 

「先生も忙しいから…」と遠慮してしまうお母さんもいるかもしれませんが、問題が大きくなってからではお互いによけい大変です。
少しでも気になることがあれば、連絡してみて下さい。

 
●友達関係の悩みを解決する3つの方法とは?
 

また、例えば友達のことで悩んでいるなら、次のような解決方法がありますので、試してみて下さい。
 

その1:先生を介して友達を斡旋してもらう


友達ができない、休み時間に遊ぶ子がいない、などで悩んでいる子もけっこういます。
そういう場合は、先生に頼んで馬の合いそうな子を斡旋してもらうといいでしょう。
先生が「○○さん、□□さんも遊びに入れてあげて」と言ってくれることで、遊びの輪の中に入れる可能性が高まります。
 

その2:友達との会話をロールプレイで練習


あるいは、ロールプレイで練習するのも効果があります。
ロールは役割、プレイは演技という意味であり、ロールプレイとは役割演技という意味になります。
家庭でやるときは、「友達ごっこ」と呼んでもいいでしょう。
 

お父さんがAさん、お母さんがBさん、子どもは本人の役になって、特定の場面を設定して演技します。
その演技の中で、大切な言葉を言えるように練習するのです。


例えば、「わたしも入れて」という言葉を言えるように練習するとします。

つづく
ママノート