我が子が不登校になったとき、親はなにができるのか?
教育評論家・親野智可等さんと不登校を通して親子の在り方を考える


今や全国で10万人とも言われる「不登校」。
不登校になるきっかけは?
もし我が子が不登校になったら?


保護者の心配は尽きません。
そこで今回は、教育評論家の親野智可等さんに不登校についてお話を伺います。


●学校に行きづらくなるのはどうして?不登校のきっかけとは
 

教育評論家の親野智可等です。
不登校についてお聞きになりたいということですね。
 

理恵

はい。
うちの娘が中学校1年生なんですけれども、ときどき学校に行きたくないと言う日がありまして、もしこのまま不登校になってしまったらと心配で…。


親野智可等

お子さんが学校に行きづらい状態になっているのは、保護者にとってはとても心配ですよね。
不登校の生徒さんの数は年々増加しています。
中でも小学校6年生から中学校1年生にかけては2~3倍に増えるそうです。
中学生のお子さんをお持ちの保護者にとって、不登校はぜひ知っておいていただきたいテーマですね。
 

優子

理恵さんのお子さんは、どうして学校に行きたくないんでしょう?
お子さんはなんて言っているの?


理恵

それが娘に聞いても原因がはっきりしなくって…。

 
四堂学

それは心配ですね。
親野さん、お子さんが不登校になるきっかけにはどんなものがあるんですか?
 

美香

学校に行きづらくなるきっかけと言えば、真っ先にお友だちとなにかあったのかなというのが最初に思い浮かびますが。
 

親野智可等


そうです。
やはり不登校のきっかけで多いのは人間関係、いちばんに友だちとの関係、次に先生との関係ですね。
いじめの問題がからんでいる場合もあります。
中には親子関係がうまくいっていないことが原因ということもあります。


四堂学

小学校から中学校へ進学して環境が変わることも影響がありそうですね。
 

親野智可等

中学生になって勉強についていけなくなったことが原因の1つというケースもあります。
環境が変わる不安感がある中で、同時に思春期をむかえるわけですから、ホルモンの関係もあってイライラしがちですし、情緒的にバランスがよくない時期と言えますね。


美香

家でも子どものイライラは感じますね。
中学生で不登校が増えるというのも納得です。
ほかに不登校のきっかけになりそうなことはありますか?
 

親野智可等

そうですね、生活習慣の乱れなども考えられます。
もともと朝が弱くて遅刻しがちだったのが、だんだん欠席が増えていくというケースもあります。
最近は先天的な要因として、発達障害がからんでいるということもよく言われています。
不登校のきっかけというのはいろいろな要因が複合的に関係していることが多くて、1つにしぼるのはなかなか難しいんです。


本人もよくわかっていないということが多い。
とても複雑で繊細な問題だということは意識してほしいところですね。


●子どもをなるべく不登校にさせたくない…、どんな親であるべき?
 

優子

こんな子が不登校になりやすい、というような傾向はありますか?

 
親野智可等

不登校の生徒さんの中では、自己肯定感が低いお子さんが多いということはよく言われますね。


美香

自己肯定感が低いというのはどういうことですか?
 

親野智可等

自分の存在価値や能力を肯定できない状態です。
理由はいろいろあり一概には言えないのですが、一つの例としては親の愛情が実感できな
いことでそのような状態になる子もいます。


つづく
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