●子どもにとって漢字の学習は大きな負担


1年生で習う漢字は80字で、2年生はその倍の160字です。
3年生と4年生が200字で一番多く、その後少し減って5年生で185字、6年生で181字です。
また、学年が上がるに連れて、習う漢字の画数が増えたり読み方が複雑になったりもします。
これはよく考えてみれば大変なことです。


大人で毎年新しい漢字をこれだけ覚える人はまずいません。
私など、去年1年間で新しく書けるようになった漢字は……、1つもありません。
実は、子どもたちにとって漢字の学習はかなりの負担です。
親も先生も「漢字をちゃんと覚えなさい」と気軽に言いますが、そんなに簡単にはいかないのです。
 

●漢字について叱ると「漢字ってつまらない」と思い込む

 
親も先生も、書き取りノートの字が雑だからといって叱ります。
子どもたちが漢字を覚えないといって叱り、文章を書くとき習った漢字を使わないといって叱ります。
でも、こういったことはすべて逆効果です。
 

漢字について叱られることが多いと、子どもは「漢字ってつまらない」と思い込むようになります。
本当は叱られるのがイヤなのですが、漢字について叱られることで「漢字ってイヤ。苦手。嫌い」という思い込みができてしまうのです。
このような漢字に対する苦手意識ができてしまうと、ますます苦手になってしまいます。

 
この反対に、「漢字って楽しい。漢字が好き」と思えるようにしてあげることが何よりも大切なことです。
そう思えば、漢字に対して前向きに臨むようになり、漢字の力もつきます。
そのためには、漢字について叱ることをやめ、ほめることを増やすことが大切です。
 

●部分に注目すれば、ほめられる字が見つかる

 
ですから、子どもの書き取りノートを見たら、まずは取りあえずほめてください。

つづく
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