●あり得ない答えを書く子


算数のテストで、「①89×37=31293」とか「②4100÷5=82」などという答えを書いたまま平気で出してしまう子がいます。
(正解は、①が3293で②が820です)


テストの最中に子どもたちの様子を見て周っていると、必ずこういうミスをしている子が見つかります。
それで、哀れに思って「もうできたと安心している子で計算を間違えている子が3人います。もう一度見直ししましょう」などと言ってみたりします。


でも、そういう子に限って「自分はもう完璧です」という顔ですましています。
筆算で間違う子もいますし、筆算は正しくできたのに答えを書き写すときに間違える子もいます。
いずれにしても、答えの桁数が違っているのですから、「こんな答えはあり得ない」と気づいて欲しいところです。


●日常生活の中で概算の癖をつける


では、どうしたら気づけるようになるのでしょうか?
私のお薦めは「日常生活の中で概算の癖をつける」ことです。


例えば、親子5人で830円の餃子定食を食べたとします。
そこで、「おいしかったね~」だけで終わらずに、「全部でだいたいいくらかな?」と考えさせてみます。


830円は概数で約800円なので4000円と答えれば正解です。
このように、厳密に計算する前にだいたいの見積もりを出すことを概算と言います。
概算を出すには、細かい数を概数にしてから計算します。
もっと簡単にして、「次の中から選びましょう。4百円、4千円、4万円」と選択肢を示してもいいでしょう。


●わり算の概算もできる


あるいは、レジで支払いをしてから「5人で4150円だったね。1人分はだいたいいくらかな?」と考えさせてみるのもいいでしょう。
4150円は概数で約4000円なので、5で割って800円と答えれば正解です。


子どもがわからない場合は、まず「4150円はだいたいいくらかな?」と聞いて「4000円」と概数を答えさせ、それから計算させます。


●スーパーの買い物も概算しながら


スーパーなどで買い物をするときにも、大いに鍛えることができます。

つづく
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