●「おもしろそう。書いてみたい」と思えることが大事


作文や日記が苦手という子はたくさんいます。
そういう子には、「おもしろそう。書いてみたい」と思えるテーマを用意してあげると効果的です。


そこでお薦めなのがなりきり作文です。
これは、自分が何かになりきったつもりで書く作文です。
例えば次のようなものです。


●なりきり作文の見本


わたしは椅子です。
足が4本もあるんだよ。
この4本の足で踏ん張って、いつもみんなの身体をささえているんだ。
わたしのおかげで、みんなはのんびり休んだり、ご飯を食べたり、テレビを見たりできるんだよ。
ね、わたしってえらいでしょ。


でも、ときどき嫌なことがあるよ。
だって、くさいおならをする人がいるんだもの。
それに、ご飯やお茶をこぼしてそのままにしてる人もいるんだよ。
わたしに手があったら、そういう人はつかまえて、バツとしてくすぐっちゃおうかな。


それに、わたしに手があったら食事中にお茶碗を持ってあげることもできるよね。
誰か疲れてる人がいたら、肩ももんで上げられるね。
ああ、手が欲しいよ~。


●進め方


やりかたとしては、まず見本を読み聞かせて、どのようなものか理解してもらいます。
親が先に作っておいて、読み聞かせてあげるとさらにいいですね。
これなら、「よおし、自分も!」という気持ちになります。
それから、下にあるようなテーマ例の中から選んで書くテーマを決めます。
もちろん自分で考えたものでもオーケーです。


この作文は、いつも書いているものと違って、想像の翼を広げて自由に書くことができます。
ですから、いつもの作文や日記は苦手な子でも意外とのってくることがあります。
楽しい雰囲気で子どもをのせながら進めるのがコツです。


●なりきり作文のテーマ例


ぼくは回転寿司のお皿です
わたしはティッシュです
せっしゃはタイヤキでがんす
わたしは芸能人です


ぼくはお笑い芸人です
おいらは妖怪なり
吾輩は犬である
わたしは○○の先生です


わたしは○○家の先祖です
ぼくは○○家の子孫です
わたくしは宇宙連邦の大統領ですぞ
俺様はカラスだ
ぼくはミッキーマウスです


わたしはテレビです
おいらは鉛筆でありんす
われわれは宇宙人だ
ぼくはランドセルです
わたしはバナナです

初出「ママノート」

親野智可等のメルマガ
親野智可等の本
遊びながら楽しく勉強
親野智可等の講演
取材、執筆、お仕事のご依頼
親野智可等のお薦め
親野智可等のHP