●時間割があれば「後でやる時間はない」ということが見える化される


親:「どんどん勉強しなきゃダメでしょ」
子:「後でやるから」
親:「後っていつなの?」
子:「後は後」
親:「今勉強しないと後でやる時間はないんだよ。わかってるの?」
子:「わかってる。わかってる」


このような会話が多くの家庭でなされていることと推察します。
実は、子どもたちは「後でやる時間がある」と漠然と思っているのです。
でも、本当は後でやる時間などないのです。


「後でやる時間はない」ということを見える化してあげることが大事です。
それができるのが時間割です。
つまり、学校から帰ってから寝るまでの家庭生活の時間割を作るのです。


学校には「月曜日の1時間目は何時何分から何時何分までで、教科は国語」などということがはっきりわかる学校生活の時間割が必ずあります。
でも、家庭生活の時間割を作っているうちはほとんどありません。
私はこれは現代の子どもたちにとって必須なツールだと思います。


●ホワイトボードの時間割にプレートを貼っていく


私のイチオシは、ホワイトボードに時間割を作ることです。
あまり小さいものは使いにくいので、場所は取りますが、ある程度の大きさのものを用意しましょう。


現代の子どもたちは忙しいので、時間割は複数のパターンが必要です。
習い事がある日はAパターン、塾がある日はBパターン、何もない日はCパターンというようにいくつか作ります。


磁石で次のようなプレートも作ります。
「勉強」「読書」「遊び」「ゲーム」「テレビ」「休憩」「「食事」「お手伝い」「塾」「習い事」「入浴」など。
そして、それらをホワイトボードの時間割に貼っていきます。


「水曜日は何時から何時まで習い事だから、勉強はその前に半分だけやって、残りは夕食の後にすぐやろう。それが終わったらゲームだ。」
「木曜日は、何時から何時まで塾だから、勉強はこの時間帯にまとめてやっておこう」
このように、親子で相談しながらプレートを貼っていきます。


●試行錯誤しているうちに時間管理がうまくなる


でも、実際にやってみるとうまくいかないことが必ず出てきます。
そうしたら、時間割を作り直します。
プレートを張り直すだけで作り直すことができるので便利です。


「やっぱり、塾から帰ってきて宿題を全部やるのは無理だな。行く前に半分でもやっておいたほうが後が楽だ」
「塾から帰ってきたら思い切りゲームをやりたいから、行く前にやっておこう」


「空手から帰ってきたときは疲れてるから、勉強は10分だけやって、あとは夕食後にすぐやるようにしよう」
「自分はやっぱり朝の方が集中できるから、早起きして勉強しよう」


このように試行錯誤しながら、自分に合ったものを作っていきます。
その過程で時間管理術が鍛えられます。

つづく
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