最近、同世代の友達とうまく遊べない子どもが増えているといいます。

昔は公園や原っぱでたくさんの子どもが元気よく遊んでいた光景が当たり前でしたが、今は少子化、防犯面の問題、子どもが幼児期から習い事などで忙しい…など、環境の変化に伴って友達同士の交流の絶対量が圧倒的に減っており、将来の人間関係の土台を作りづらくなっているそうです。

ならば、わが子の“友達力”を身に付けさせるために、何か家庭内でできることはないでしょうか? 
教育評論家の親野智可等先生にお話しを伺いました。


●子どもが発する言葉は、自然と親の言葉のコピーになる


「お子さんの友達関係を良好にするために、ぜひ家庭内で気を付けて意識していただきたいことがあります。
それは、“親御さんが家庭内で話す言葉”です。
つまり、子どもが発する言葉というのは、自然と親の言葉のコピーになるからです。


長年、教育現場で多くの子どもたちを見てきて実感したことは、子ども同士で仲良くできる子、人気がある子、みんなから好かれる子は、“いい言葉を使っている”ということです。
逆に、友達とトラブルが多い子、すぐ揉めてしまう子、避けられてしまう子の場合、“言葉が悪い”ことに原因があることもあるんです」(親野先生 以下同)


“言葉が悪い”とは、どういうことなのだろうか?


「例えば、いつも子どもを叱っている親がいるとします。
『また、〇〇しない! なんでしないの? しなきゃダメでしょっ!』。
『勉強しないとおやつ抜きだよ!』など、否定的だったり脅したり。


そういう言葉を子どもに毎日言っていると、子どもも友達に『また〇〇しない! 〇〇しないとダメじゃん!』とか、『〇〇してくれないと、遊んでやらないよ!』と、親の言葉を真似して言うようになるのです。
人間関係というのは、“言葉”で決まってくる部分が非常に大きいので、すごく重要なのです。
親御さんの性格がどうであれ、家庭内で使う言葉には気を付けていただきたいと思います」


●親子関係の土台に“不信”を作ってしまうと、その後の人間関係も“不信”を土台に作ってしまう


そうした、否定語、脅し言葉は子どもの言葉に影響を及ぼすだけでなく、子どもの心理にも深刻な影響を及ぼすという。
「親から否定語や脅し言葉を浴びせられ攻撃されると、子どもは“お母さんに嫌われてるのかな…”という気持ちになり、親に対する不信感を抱いてしまいます。


そのように、親子関係の土台に“不信”を作ってしまうと、その後の人間関係も“不信”を土台に作ってしまうのです。
つまり、親を信頼できない子は、友達関係で友達を信頼できなくなってしまいます」


そうなると、いくら友達と遊ぶ機会に恵まれていても、あちこちでトラブル関係を作ってくるばかり…。
だからこそ、まず家庭内で育む土台がとても大事になってくるという。


「親御さんがいい言葉を使い、『うんうん、そうだね、大変だよね』『イヤだったね』など、“共感的”に子どもの話しを聞いたり、よく褒める親だと、子どももそういう対応ができるようになります。
つまり、親の愛情を実感できている子は、友達にも親切にできるのです。
そして、そういう子の周りには自然に友達が集まります」


さらに、親の愛情を実感できる方法として、家族のスキンシップも効果的だそう。

つづく
https://mama.bibeaute.com/article/54370/

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