●小学校のテストはある日突然おこなわれる
中学校や高校には定期テストというものがあります。
例えば、中間テストや期末テストです。
これらは定期的におこなわれるテストであり、日にちが前もってはっきり決まっています。
小学校には定期テストがありません。
小学校のテストは不定期であり、そのほとんどが単元テストです。
つまり、ひとつの単元が終わったときにおこなわれるテストです。
わり算の単元が終わればわり算の単元のテストが、ごんぎつねが終わればごんぎつねのテストがおこなわれます。
同じ学年でもクラスによっておこなわれる日が違います。
●ちょっとでも準備をしておけば…
「明日、わり算のテストをします」というように、先生からいきなり告げられます。
あるいは、「今からわり算のテストです」と抜き打ち的におこなわれる場合も少なくありません。
この場合、親は、テストが終わってから「え? 今日テストやったの?」と知ることになります。
いつテストがあるのかわからないまま、いつの間にかテストが行われて、気づいたらひどい点数……。
親としては、「ちょっとでも準備しておけば、もう少しよい点を取らせてあげられたのに…」と思うことも多いはずです。
●予定帳に同じ単元が5〜6回出てきたら、そろそろテスト
でも、本当は、ほんの少し気をつけているだけで、単元テストの時期は予測できるのです。
注目してほしいのは子どもの予定帳です。
予定帳には、翌日の授業の科目と単元が書かれています。
「1時間目 算数 わり算」「2時間目 国語 ごんぎつね」というようにです。
予定帳に、同じ単元が5〜6回出てきたら、その単元は終わりに近づいています。
つまり、もうすぐ単元テストがおこなわれるということなのです。
●音読とクイズでテストの準備
親がそれに気づけば、ちょっとした準備をすることが可能になります。
教科書のその単元を音読しておくだけでも違います。
特に、社会、国語、理科では教科書の音読は効果的です。
また、教科書を見ながら、三択クイズ、○×クイズ、穴埋めクイズなどを手作りしてあげることもできます。
こういうクイズ形式にすると、子どもの食いつきがよくなります。
さらに一歩進めて、子どもにクイズを作らせてママやパパが解く、というようにすると効果抜群です。
クイズを作るためには、教科書をしっかり読んで理解しなくてはなりません。
それがテスト勉強にもなるのです。
つづく
http://mamanote.jp/news/6922
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