●宿題で苦労する子にはふたつの共通点がある
夏休みの宿題で苦労する子にはふたつの共通点があります。
1.宿題の全体量を把握していない
2.宿題のスケジュール(工程表)をつくっていない。そもそもスケジュールの必要性もわかっていない
まず1.についてですが、苦労する子は、どんな宿題がどれだけあるのか、まったくわかっていません。
ただ漠然と「たくさんある」と感じているだけです。
ですから、なかなか手が出せません。
時間が経てば経つほどその量はより多く感じられるようになります。
それで、ますます手が出せなくなります。
●必勝ワザ1. 宿題の全体量を「見える化」する
まず初めにやるべき事は宿題の全体量を把握することです。
そのためには、宿題に関係するものを一カ所に集めて並べてみるといいでしょう。
例えば、夏休みの友、絵日記、算数のプリント、漢字ドリルと書き取り帳などだと思います。
自由研究や読書感想文など、まだ物として並べられない宿題は紙に書き出します。
つまり、宿題の見える化です。
一カ所に並べてみるだけで、だいたいの全体量がわかります。
漠然とでも「これだけやればいいのだ」とわかることで、心理的な負担が少し軽くなります。
また、やるべき事をもう少し詳しく、ホワイトボードなどに書き出すのもいいでしょう。
「夏休みの友○ページ。絵日記3枚。算数プリント4枚。書き取り20ページ。読書感想文3枚。自由研究ケント紙1枚」
ここまでやれば、やるべきことがかなりはっきりしてきます。
●必勝ワザ2.スケジュールをつくって作業工程を「見える化」する
次に、スケジュールをつくります。
スケジュールを書きこむのは、家にあるカレンダーでもいいですし、学校から出された生活表やがんばり表でもいいです。
次のようなことを書きこんで作業工程を「見える化」します。
夏休みの友を毎日○ページ。7月○日から8月○日まで。
読書感想文は8月1日に始めて8月5日に終わる。
自由研究は8月16日から8月20日まで。
夏休みの友をやる期間は青色で囲むとか、読書感想文をやる期間は緑色で囲むなど、色分けするのもいいですね。
それぞれの宿題の締切日を赤色で目立つようにするのも効果的です。
●必勝ワザ3.実行過程を「見える化」する
どれくらい実行できているかを「見える化」することも大切です。
つづく
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