「言ってもわからないときは叩いて教えるのもやむを得ない」
「その子のためになるなら、叩いてもいい」
「お互い納得しているなら叩いてもいい」。
「その子のためになるなら、叩いてもいい」
「お互い納得しているなら叩いてもいい」。
このように考えて、体罰を肯定しているいる親やスポーツの指導者はたくさんいます。
日本では未だに体罰を肯定する考えが根強くあるのです。
でも、体罰のデメリット=弊害はとても大きく、長期にわたって子どもの内面に深刻なダメージを与え続けます。
叩かれた子どもは、「自分は叩かれる程度の存在だ。大した価値がない存在だ」と感じるようになります。
これは、自分の存在や能力に対する否定的な感情につながります。
つまり、自己否定感です。
また、叩いてくる相手に対しては必ず恐怖を感じます。
この恐怖がトラウマになり、他者一般に対する漠然とした恐怖感を引きずるようになります。
これが他者不信感になり、他者との人間関係をうまくつくれなくなることがあります。
また、問題が解決しないときや自分の意思が通らないときは、最終的には暴力に訴えていいのだと考えるようになります。
なぜなら、そういう見本を見せられているからです。
さらには、人間関係における縦の関係、つまり上下関係を強く意識するようになります。
つまり、上には絶対服従で下には強圧的という感じになります。
先輩・後輩の関係を異常に絶対視するというのも同じです。
このようにいろいろな弊害があります。
どんな理屈をつけても体罰は絶対に許されないことです。
親力PE
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