子どもがなかなか宿題や勉強に取りかからない。毎日叱ってばかりいる。どうしたら、取り掛かりが早くなるのか?

こういう悩みをよく聞きます。こういうとき、ただ叱ってばかりいても解決はしません。子どもが勉強に取りかかりやすくなるよう、いろいろな工夫をすることが大切です。


あるうちでは、玄関に大きな箱を置いてあるそうです。そして、子どもが学校から帰ってきたら、カバンの中身をすべてその箱の中に出させます。

すると、宿題でやるべきプリントや漢字ドリルなどもカバンから出されて箱の中に入ります。そこで、子どもはこれが宿題だったなと思い出します。


また、予定帳もカバンの中から出されて箱の中に入ります。そのとき、子どもはつい30分ほど前に学校で予定帳を書いたときのことを思い浮かべます。

そして、今日の宿題や明日の持ち物などが頭の中でフラッシュバックされます。


その後、子どもはすぐに遊びに行くそうです。でも、すべてを箱の中に出すようにしてから、遊びの後の宿題への取り掛かりがスムーズになったそうです。


これを、さらに一歩進めることもできます。

その日の勉強で使う物すべて、つまり、プリント、漢字ドリル、漢字ノート、下敷き、筆記用具などを机やテーブルの上に揃えてセットしておくのです。


このようにセットしておくだけで、取りかかるときのハードルはかなり低くなります。その日やるべき勉強の全体が目に見えるようになっているのも大きいことです。

「セットどころかカバンの中身も出していない」という状態だと、取り掛かりのハードルはかなり高くなります。


宿題というとてもめんどうなものが、カバンの中に手つかずである状態です。全体量が目に見えないので、それはいたずらに大きくふくらみます。

こうなると、なかなか取り掛かれないものです。


大人の仕事でも同じことが言えると思います。やるべき仕事が全く手つかずのままだと、なかなか取り掛かれないものです。

ほんの少しやってあるだけで、または、やる準備ができているだけで、取り掛かりのハードルは低くなります。


とにかく、大人も子どもも取り掛かりがたいへんなのです。ですから、取り掛かりのハードルを低くする工夫が大切です。

宿題に1ミリでも近づけるような工夫に心がけましょう。

親力PE

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