夏休みには子ども向けの体験イベントがたくさんおこなわれます。
例えば、次のようなものです。

公民館で折り紙教室
児童館で初めての木工教室
図書館で絵本づくり
科学館で子どものメタボ予防
プラネタリウムで天体観望会
社会福祉協議会でボランティア体験学習
博物館で昆虫標本づくり
動物園で動物エサやり体験
水族館でなぎさの生き物教室
乗り物博物館で運転・操縦体験
NPOで農業体験
NPOで自然教室
山村でアウトドア体験
民間企業でプログラミング体験
教育産業で化学実験教室
大学でロボット組み立て体験

これらの体験イベントに参加するだけでも子どものためになります。
物をつくるものなら、それを学校に提出すれば一応自由研究として認められます。

そういった提出できるものがない場合も、ちょっとひと工夫すれば自由研究にまとめることができます。

やり方は次の通りです。

1,イベント体験中の様子を写真に撮る
2,会場でもらった説明書などは必ず持ち帰る
3,写真をアルバムに時系列で貼っていく。
4,写真の所に、説明、気づいたこと、感想などを書く
5,資料があればそれも貼り、大事なところは抜き書きする
6,必要に応じてイラストを入れるのも楽しい
7,ネットなどで調べたことも書きこめば、さらに深めることができる
8,最後に、全体のまとめと感想を書く

つくったものがある場合は、これと両方提出すればベストですね。

この方法は「夏休みの自由研究は工場見学がオススメ 」でも書きましたので、そちらもさんこうにしてください。
このまとめ方は応用範囲が広いのでいろいろ活用してください。
http://oyaryoku.blog.jp/archives/64417191.html

体験イベントのよさはいろいろありますが、専門家、つまりプロが指導してくれるということが大きいです。

プロですから、詳しい知識がありますし、指導のポイントもわかっています。
道具、設備、材料なども完璧にそろっていて、親がどんなにがんばってもできないような体験をさせてもらえます。

日ごろは望んでも不可能な別次元の本物体験です。
これは、子どもたちに強烈な印象を与えます。
そういう大人のプロの、圧倒的なパフォーマンスに憧れを持つというのも大きなことです。

子どもはまったく新しい体験ができて、世界が広がります。
それがきっかけになってその分野に興味を持ち、さらに深めていくことにつながるかも知れません。

それが趣味になったり、もしかしたら将来の仕事に結びつくこともあり得ます。

たとえそうならなくても、一度でも体験したことは子どもの中に残ります。
例えば、ある子がたった一度だけ天体望遠鏡で月面を見たとします。

そして、何年か経ったある日、理科の授業のとき先生が「今日は月の勉強です。みなさんは、月の表面を望遠鏡で見たことがありますか?」と言ったとします。

ほとんどの子は見たことがありませんので、その子は「はい、はい、ぼく見たことあります。あれ、みんなは見たことないの?ぼく見たよ。何度も見た!!ぼく、なんだかこの勉強得意みたい」となります。

一度でも体験したことは、子どもの中に残り、引き出しが増えるのです。


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