子どもが叱られている姿を見ると悲しくなります。
本当につまらないことで親たちはよく子どもを叱ります。
家で叱るだけでは足りなくて、楽しい旅行の最中にも叱ります。
今日も新幹線の改札口で子どもが叱られていました。

ついさっきまで、子どもはニコニコ笑顔いっぱいで幸せでした。
そこへ親の冷たいひと言…。

子どもから笑顔が消え、悲しみが広がります。
満開の花が急にしおれるように、子どもはうなだれます。
せっかくの楽しいひとときも台無しです。

親たちには、もし自分が子どもだったらと考えてみて欲しいと思います。
そういう冷たい言葉をぶつけて欲しいと思うでしょうか?

子どもの立場になって考えてみてください。
相手の立場に思いをやって考えることが思いやりですね。

自分が子どもだったら嫌なはずです。
自分が嫌なことを相手にしてしまう…。
そういうのはもうやめましょう。

とてもシンプルなことです。
自分がされて嫌なことは相手にもしない…。
人間が人間らしく生きていくためのもっともシンプルな基準です。
それなのに、なぜ自分の子どもには守れないのでしょう?

叱るのは子どものためだからというのは言い訳です。
本当は相手が弱いからです。
親は圧倒的な権力者であり、子どもは無力です。

弱い相手を一方的に攻撃する…。
これは親によるいじめです。
親による子どもへの人権侵害です。

親にいじめられている子は、弟や妹、あるいはクラスの弱い子をいじめます。
親がいじめを教えているのです。

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