子どものお金の教育をどうしたらいいかという質問を受けることがあります。
そういうとき、私は、まずお小遣いの渡し方を工夫することが大事だという話をします。

とくにお薦めなのはお小遣いを定額制にすることです。

お小遣い定額制とは、1週間、2週間、あるいは1カ月という期間を決めてお小遣いを先渡しする方法です。

先渡しでもらったお金を調子に乗って使ってしまえば、次にもらうまで何も買えなくなってしまいます。
これによって、がまんする力、欲望をコントロールする力がつくわけです。

定額制でなく、欲しい物があるときにその都度お金を与えるというやり方では、欲望をコントロールする力は身につきません。

金額は、小学生なら1カ月に学年×100円が目安ですが、住んでいる地域によって相場も違いますので親同士で情報交換をするといいでしょう。

相場とあまりにもかけ離れていると、親も子も不安になると思います。

お小遣いを定額制にすると同時に、お小遣い帳をつけさせることが大事です。
お小遣い帳の項目としては、まず、日付、もらった金額、買った物とその金額、残りのお金などですね。

そして、ぜひ欲しいのが自己評価の項目です。
買ったものに対して、買ってよかったと思ったら◎、買わなければよかったと思ったら×と、自分で評価をつけるわけです。

この評価を繰り返すことで、無駄な衝動買いがなくなります。

そして、次にお小遣いをもらうとき、親にこのお小遣い帳を見せるようにします。
要は、親が会計監査をするということですね。

できたら、買い物の際レシートをもらって小遣い帳に貼り付けるようにするとさらにいいでしょう。

定額制、小遣い帳、自己評価、この三つが欲望コントロール力を身につけるための3点セットです。
最初のうちは親がお小遣い帳をまめに確認してあげ、慣れてきたら確認する間隔を開けるようにします。

子どもが金額アップをねだったら、理由をあげて主張させます。
親子でしっかり話し合う過程を通して、子どもは交渉の仕方を学びます。
また、同時に、自分の願いをかなえるために努力することの大切さとその楽しさを知ります。

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