私は教師時代に毎朝20分の読書タイムを取っていましたが、そのときに読む本が男子と女子ではかなり違いました。
ある男子が恐竜図鑑を見ている横の席で、ある女子は差別問題を扱った児童文学に読みふけっていました。


男子がカブトムシ相撲に夢中になっている傍らで、女子はアイドルグループの話で盛り上がります。

4年生の授業で国語辞典の使い方を教えたときも、印象的なことがありました。
使い方を教え終わって、私が「自分で調べたい言葉をどんどん調べてみよう」と言ったときのことです。

男子は、「うんこ」「おしっこ」「ラーメン」「チャーハン」などの言葉を調べ出しました。
ところが、女子は「心」「友達」「家族」などの言葉を調べているのです。

この違いには驚きました。
関心を向けるところが全く違っているのです。

また、高学年になれば、女子は友達同士の関係にかなり神経を使うようになります。
常に相手の表情や言葉の端々に注意を払い、その奥にある相手の気持ちを敏感に察知し、その距離感を推しはかったり自分の立ち位置を確認したりしています。

この辺りの細やかさは男子にはないものです。
それがすべていいこととは限りませんが、これによって特に文学的な文章の読解力に磨きがかかることは間違いありません。


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