●質問

兄弟げんかが多く、毎日叱ってばかりです。兄らしく弟に優しくする、弟も兄を慕う、という関係になってほしいのですが。

●質問

兄弟げんかが多く、毎日叱ってばかりです。兄らしく弟に優しくする、弟も兄を慕う、という関係になってほしいのですが。

●回答

兄弟げんかが全て悪いわけではありません。

子どもの兄弟げんかには「意見が対立したときどうするか」「仲直りするにはどうするか」など、学びにつながる経験も詰まっていますから、多少は見守る部分があってもいいと思います。

でも、もちろん、目、顔、頭、腹、背中、股間などの急所を、殴ったり蹴ったりするなどの暴力は即座に止めなくてはなりません。

こういう状況で見守っていてはいけません。
後で取り返しの付かないことになってからでは遅いからです。

兄弟げんかのお悩み解決で、忘れがちだけど大切なことがあります。
それは、親の言動を見直すことです。

けんかが始まったことに腹を立てて感情的になっていませんか。
「あなたたちは、なぜそんなに仲が悪いの!」「お兄ちゃんでしょ!もっと優しくなれないの?」など、感情的に叱りつける言葉は逆効果です。

「どうせぼくたちは仲が悪い兄弟だよ」「どうせぼくは意地悪なお兄ちゃんだよ」という思い込みを与えてしまうからです。

まず、兄弟を別々にして、それぞれの言い分をたっぷり共感的に聞いてあげましょう。
そうすれば、子どもは「親はぼくの気持ちをわかってくれた」と感じます。

その後で、「相手はどう思ってるかな?」「自分は悪いとこなかった?」と聞けば素直に反省できます。

意外と効果的なのが写真を使う方法です。
家族や兄弟が一緒に写った写真を飾っておくと、家族や兄弟の愛情が実感できて、自然に相手を思いやる気持ちが育ちます。

今まで撮った写真でよさそうなものを選び、ぜひプリントして目に見えるところに飾っておきましょう。

初出「子育てお悩み相談室」(朝日新聞)

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