小学校に入学すると、ほとんどの場合、幼稚園や保育園のときより朝早く起きなければならなくなります。
それは、バス通園から徒歩通学になるとか、始業時刻が早くなるなどの理由によります。

でも、大人にも朝が苦手な人がいるように、子どもにも朝が苦手な子はいます。
そういう子は、朝なかなか起きられないものです。

一応目がさめても、体を起き上がらせることができないのです。

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「起きなきゃ、起きなきゃ」と思いつつ、体が動きません。
そういう子は、たとえ上半身を起こしても、立ち上がるまでにまた時間が掛かります。

私も朝が苦手なのでよくわかります。

その反対に、目がさめるとすぐ次の行動に移れる人もいます。
そういう人は、いつまでもぐずぐずしている人の気持ちがわかりません。
親がそういう人だと、子どものぐずぐずした行動が許せないので、朝から叱りつけることになります。

でも、わかってあげてください。
本当に、起きようと思いつつも起きられないのです。
すぐ起きられる人には想像できないくらいたいへんなのです。

とくに、低体温や低血圧の子は朝なかなか起きられないのです。
起きたい気持ちは山ほどあるのに、体が言うことを聞かないのです。

ですから、朝から叱って起こすようなことは絶対やめてください。
「早く起きなさい!なんでさっさと起きないの」
「どんどん起きなきゃダメでしょ。まったく、毎日毎日同じことを言われて!」
こういう言葉を浴びせてしまうと、子どもは朝から気持ちがくしゃくしゃしてしまいます。

大切なのは工夫です。
朝、気持ちよく起きられるようにいろいろな工夫をすることが大切なのです。

まずは、前回書いたことは絶対やってください。
つまり、毎日同じ時刻に寝て、同じ時刻に起き、同じ時刻に食事をし、同じ時刻に排便をして、生活リズムを整えることです。

それと、日中に遊びや運動でよく体を動かすことも大切です。
このようにして日中の活動量を増やすことは、低体温の改善にもつながります。

この他にも、次のようにいろいろな工夫ができます。

1,朝日の刺激で少しずつ目が覚めるようにする
朝、子どもが寝ている部屋のカーテンを、親が開けてあげるといいでしょう。
目覚まし時計の音で突然起こされるのは、あまりいい目覚めではありません。
それより、光の刺激で自然に少しずつ目覚める方が心地よいのです。

2,照明の刺激で少しずつ目が覚めるようにする
タイマーでセットして、決められた時刻に部屋の明かりが点くようにします。
これも1と同じ効果があります。

3,目覚まし時計は、手の届かないところに置く
目覚まし時計を、枕元から2メートル離して置くといいでしょう。
鳴っているのを止めるために2メートル歩く(這う?)ことになるので、効果があります。
目覚まし時計をもう1つ用意して、4メートル離れたところにも置けば、効果倍増です。

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