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今回は、4つのタイプごとの対応方法について書きます。


●1,友達が欲しいのになかなかできない。とくに避けられてはいないようだ


このタイプの場合、保育士や先生に頼んで、遊ぶ友達を斡旋してもらうのがオススメです。

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幼稚園、保育園、小学校の低学年なら、大人がひと声かければすぐ遊びの仲間に入れてもらえます。
もちろん、小さい子でも馬の合う合わないはありますが、それも保育士や先生が見ていればわかります。


そのうち、大人が声をかけなくても、友達の方から誘ってくれるようになります。
さらに、これによって友達体験が積み重なっていけば、自分から友達の輪に入っていくことができるようになります。




●2,友達が欲しいのになかなかできない。どうも避けられているようだ


このタイプの場合、避けられる理由を探ることが大切です。


理由としては、たとえば次のようなことが考えられます。
1,自己中心的、攻撃的
2,服に清潔感がない、髪の毛がくちゃくちゃ、持ち物が汚れている


理由がわかったら、親子で改善に努めることです。
それは、その子の成長のためにとても大切なことです。
といっても、親が口だけで直すように言ったり叱ったりするだけでは逆効果です。


とくに、1のように子どもが自己中心的で攻撃的な状態になっている場合はそうです。
その場合は、その子が親の愛情を実感できるようにしてあげることが一番大切です。
たとえば、次のようなことに心がけてください。


・話を共感的に聞いてあげる
・「○○しなきゃダメでしょ」などの否定的な言い方をやめて、肯定的な言い方にする
・叱ることをやめて、たくさんほめる(毎日1回はほめる)
・親子の触れ合いとコミュニケーションの時間を増やす


もちろん、子どもが持って生まれた資質もありますから、すぐには改善しないこともあります。
でも、子どもを信頼しつつ親が忍耐をもって正しい方向で続けていれば、だんだんいい方に向かっていきます。


2の場合も、親の手助けによっていい方にもっていくことが大切です。
服に清潔感がない、髪の毛がくちゃくちゃ、持ち物が汚れているなどは、親がその気になってやってあげればすぐに解決することです。




●3,もともと友達といるより1人でいる方が好き。必要に応じて友達と遊んだり協力したりできる


このタイプの場合、それほど心配することはありません。
前々回書いたように、友達力とは「友達との人間関係をうまく調節する力」ですから、「友達といる力」と「ひとりでいる力」の両方が大切です。


このタイプの子は、やや後者の方が勝っているようですが、前者の方も備えているわけです。
ですから、とくに心配することはないのです。


親が心配しすぎると、子どもが1人で何かやっているのを見て、「友達と遊ばなきゃダメでしょ」と言ってしまいます。
そのような強制は、このタイプの子にとって苦痛です。
友達と遊びたくなったら遊ぶのですから、強制することはないのです。


それよりも、1人で過ごす時間が充実したものになるよう手助けしてあげてください。
絵が好きなら、それをさらに深められるように、いろいろなお絵かき用具やきれいな絵本を用意してあげるのといいでしょう。
ブロックが好きなら、ブロックの数や種類や見本などを増やしてあげるといいでしょう。

そして、一番大切なのは、たくさんほめてあげることです。




●4,そもそも友達をまったく欲しがらない。一緒に遊んだり協力したりする気もない


このタイプの場合、もしかしたら病的なものであることも考えられます。
ですから、早めに専門家に診てもらう必要があります。


もし、病的なものだとわかれば、それに応じた指導を始めることができます。
もし、病的なものではないとわかれば、それはそれで、その子の個性に応じた指導を始めることができます。


いずれにしても、まずはとにかく専門家による診断が必要です。
親がいつまでも自分で悩んでいても、結局素人にははっきりしたことは何もわかりません。
実際、そのようにしていたずらに時間が過ぎてしまう例がよくあります。