子どもの算数力を上げるために、まず知っておいていただきたいのは、算数のどの勉強にも「本当に大切なポイント」と「解き方のコツ」があるということです。

ところが、この2つがわかりにくいのです。
実は、算数の教科書には他の教科書にない問題点があります。

親が子どもに教える「算数力」

それは、教える側の論理や理想が優先されて、子どものわかりやすさが犠牲になっているということです。
つまり、本当に子どもの立場に立ってわかりやすく作られているとは言えない部分があるのです。

例えば、繰り下がりの引き算では減減法と減加法という2種類の方法を教えています。

本当は、減加法という1つの方法で習熟させた方がいいのです。
実際、2種類教えられて混乱してしまう子が毎年たくさん出ます。

また、難しい勉強の代表である、割合、単位量当たりの大きさ、密度、速度などでは数直線を使って教えています。

ところが、この数直線という代物が子どもにとっては本当に難しいのです。

数直線が勉強の助けになるどころか、よけいわかりにくくしています。

実は、このような難しい勉強では、数直線よりも比の表を使った方がはるかに簡単で効果的です。

また、割合には「く・も・わ」と「ぶ・ぜ・わ」という裏技があり、「速さ」には「み・は・じ」という裏技があります。

これを知っているといないとでは、本当に大きな差が出ます。
この裏技を知っていれば、割合と速さの問題がどんどん解けます。

私自身も、日々の生活における割合に関するものは全てこれで処理しています。
教えてくれた先生に心から感謝しています。

私は講演のとき聴講者のみなさんに尋ねたことがあるのですが、この「く・も・わ」「ぶ・ぜ・わ」「み・は・じ」を知っている人は5%くらいしかいませんでした。

知っている人は、みんな、受験でもこれを使ってきましたし実生活でもこれを使っています。

数直線で考える人など一人もいません。

また、分数の文章問題には「数字置き換え法」という裏技があります。
これも、非常に便利なものです。

しかも、これは分数だけでなくいろいろな文章問題に広く応用できます。

これらはほんの一例です。

「これは省いた方がすっきりわかる」というムダな部分や「教科書にはないけど、これを教えればすっきりわかる」という解き方のコツが実はいっぱいあるのです。

この本には、重要な勉強についての「本当に大切なポイント」と「解き方のコツ」をたくさん載せてあります。

この本で、「算数が好き」と言える子が増えることを願っております。


内容の一部を紹介します。

●割合は、裏技の「く・も・わ」と「ぶ・ぜ・わ」で完全攻略!
●「速さ」は「表」と「み・は・じ」の2つの裏技で完全攻略!
●分数の問題は、裏技の「数字置き換え法」で完全攻略!


●「単位量当たりの大きさ」は裏技の「表」で完全攻略!
●図形の面積は色画用紙でイメージ化。
●立体の展開図はカラー工作用紙で攻略。


●立体の見取図が描けるシンプルな勉強法
●こうすれば! 筆算のケアレス・ミスは防げる
●4つの方法を身につければ文章問題が得意になる!


●小数の筆算は点の位置がポイント。点の位置を間違えない秘策とは?
●比の勉強で表の使い方を身につければ、多くの難単元で応用できる
●繰り上がり足し算は、「小さい数を分解する」と教える


●繰り下がり引き算は、減減法でなく減加法に徹する
●重さの勉強では「大きな目盛から考えよう」と教える
●算数は暗記だ!小学生のうちに丸暗記勉強法を身につける

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親が子どもに教える「算数力」

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