親の悩みのタネの1つが子どもの忘れ物です。
忘れ物が多いといって子どもを叱っている親がたくさんいます。

でも、口で叱っているだけでは何一つ改善しません。

改善しないばかりか、叱られ続けることで子どもは自分に自信が持てなくなります。
同時に、親への不満がつのって必要以上に反抗的になります。

ですから、子どもを叱る前に、なぜ子どもが忘れ物をするのかを考えてみる必要があります。
子どもが忘れ物をする原因にはいくつかありますので、その原因に応じて合理的な解決策を実行していくことが大切です。

具体例を1つ紹介します。

私は640軒の家を家庭訪問して気づいたのですが、家自体が忘れ物をしやすい環境になっていることがあります。

どういうことかというと、子どもが学校に持っていく物が、家中のあちらこちらにバラバラに置いてある家があるのです。

例えば、色鉛筆はリビングの引き出しの中、三角定規は子ども部屋の机の中、習字セットは玄関、などというようにです。

これだと忘れ物が増えます。
これは忘れ物を増やすための工夫と言ってもいいくらいです。

ですから、まずは親の責任でこういう環境を改める必要があります。
「持ち物コーナー」をつくって、学校に持っていく物をできるだけ一カ所に集めると忘れ物が減ります。

一カ所に集めておけば、あちこち探す必要がなくなります。
また、持ち物の仕度をしているときに、思いがけない物が目に入って「あっ、そういえばこれも必要だ」と気が付くこともあります。

もちろん、すべてを一カ所に集められないという場合もあるかも知れません。
そういうときは、子ども部屋と玄関(またはリビング)の2カ所くらいに持ち物コーナーをつくるのもいいでしょう。

そして、画用紙などで「○○君の持ち物コーナー」という表示を作って目立つようにしておきます。

表示があることで、「持ち物はここに置こう」と意識し続けることができます。
表示がないと、いつの間にか自然消滅してしまい、またあちこちにバラバラに置くようになります。

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