子どもの成長は百人百様で、どの子にもその子独自のオリジナルな成長ペースが内在しています。


子どもの成長は百人百様で、どの子にもその子独自のオリジナルな成長ペースが内在しています。

 

早い子もいれば遅い子もいるのです。

親は子どもの促成栽培を目指しがちですが、早ければよいということではありません。

 

小さいときは手がかかったりパッとしなかったりしても、後になってぐんと伸びる子、尻上がりに伸びていく子はたくさんいます。

 

親は「なんで、この子はいつまでもこうなの」と思いますが、その子は今そういう状態でいる内面的な必要性があるのです。

そして、親の目には見えなくても、本人の内側では確実に変化しているのです。

 

それは、さなぎの状態と同じです。

さなぎは外からは変化が見えません。

でも、内側では確実に変化が起こっていて、時が来れば羽化して成虫になります。

 

同じように、親が子ども本人に内在するペースを大切にしてあげれば、必要な発達段階をしっかり踏み固めながら進むことができます。

 

無理に急かすと課題をこなさないまま進むことになりかねません。

 

身体的な面においては、子どもの身体が小さいからといって頭と足を引っ張って無理に伸ばそうとする親はいません。

でも、内面的なことだと無理に伸ばそうとする親がけっこういます。

 

子どもの身体的な成長のために、親は栄養に気を配ったり適切な運動ができる環境を用意したりなど、親にできることをしながら後は待っているはずです。

 

同じように、内面的な成長のためにも、子どものやる気が出る方法やほめ方を工夫するなど、親にできることをしながら後は待つことが大切です。

 

待てない親は子どものペースを乱します。

みなさん、ぜひ待つ能力を育ててください。

 

初出『聖教新聞』(2012年3月23日から連載)

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