学校や幼稚園・保育園の先生たちに講演をすると、質疑応答のときによく保護者への対応について聞かれます。

たとえば「親とよい協力関係をつくるには?」「親とのトラブルを未然に防ぐには?」などです。

また、これは学校や園だけでなく、児童クラブ、塾、習い事などで子どもに関わるいろいろな人たちが、等しく抱えている悩みでもあります。

実は、私はこれについて一番いい方法を知っています。
それはほめることです。
私は次の4つのほめ方を意識してほめることをお勧めしています。

1,子どもをほめる 
2,子どもに向かって親をほめる 
3,親に向かって子どもをほめる 
4,親をほめる

まず1です。
子どもは外でほめられると家で必ず親に言います。
それを聞いて親もうれしくなります。
同時に、わが子のよさを認めてくれる相手によい印象を持ちます。

次に2です。
子どもに向かって「あなたのママは字が上手だね」「お父さん力持ちだね」とほめます。
自分の親がほめられることは、子どもにとって本当にうれしいことです。
ですから、これも家で必ず親に言います。それを聞いて親もうれしくなります。

次に3です。
親に会う機会があったら、ぜひたくさんほめてあげてください。
中には、この逆をやってしまう人がいます。
お宅の子のこれがダメ、あれがダメなどと伝えて、挙げ句の果てに親の不審を買う人が多いのです。

最後に4です。
「お母さん一生懸命やっていらっしゃいますね」「お母さんのように子どもの気持ちをわかってあげられるお母さんて、実は少ないんですよ」というように、ほめてあげてください。
実際に親はみんながんばっているのですから…。

この4つを心がけていると、親との関係は必ずよくなります。
それが子どものためにもなり、親のためにもなり、先生のためにもなるのです。

初出『Smile1』(学研エデュケーショナル)

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