大人も子どももそうですが、人間というものは、同じことを何度言われてもなかなかできるようにならないものです。

そこで、大切なことを忘れないために「飛び出すな 車は急に 止まれない」などの標語が活用されています。
私は、こういった標語を子どもの勉強や生活の指導にもっと取り入れるといいと思います。

例えば、足し算の筆算で、繰り上がりをしっかり書かなくてミスすることがよくあります。
それを防ぐには、「繰り上がり しっかり書けば ミスが減る」と書いた紙を貼り、繰り返し唱えて心に刻みます。

テストの見直しを促すためには、「見直しを すれば 百点 近づくぞ」「見直しを サボってあとで ずっこける」「検算を すれば十点 増えるなり」などです。

三角形の面積は「底辺×高さ÷2」で求めますが、「÷2」を忘れることがあります。
それを防ぐには、「三角形 最後に必ず 2で割るよ」です。

小数の筆算では小数点を忘れることがあります。
それを防ぐには、「小数点 うっかり忘れ 点少数」です。
ついでに、「小数」と「少数」という同音異義語の使い分けも教えます。

テストでよくあるのが、答は合っているのに単位を間違えるというミスです。
それを防ぐには、「単位ミス 答え合っても 点が減る」です。

生活や安全の面では、「賢い子 うがい手洗い カゼ防ぐ」「賢い子 危ない道は 通りません」「ごめんねが 言えないままで つらくなる」「正直に 言えばすっきり 許される」などです。

みなさんも、ぜひ作ってみてください。
子どもたちと一緒に作ると盛り上がりますよ。

なお、標語は五七五がリズミカルで覚えやすいと思いますが、「注意一秒 ケガ一生」などのように印象に残るものなら五七五でなくてもいいと思います。

初出『Smile1』(学研エデュケーショナル)

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