ことわざは子供に生きる知恵を教えてくれます。

例えば、宿題をやらずに先生に怒られた子供に「楽あれば苦あり」ということわざを教えます。

何か失敗した子に「失敗は成功の元」と教えます。
縄跳びの練習をがんばっている子に「七転び八起き」と教えます。
中学受験をする子に「人事を尽くして天命を待つ」と教えます。
一人で悩んでいる子に「三人寄れば文殊の知恵」と教えます。

短く簡潔なことわざの中には、先人の知恵がエキスのように込められています。
ことわざは、長い歴史の中で磨き抜かれ、生き残ってきた知恵の古典です。

それを、日常の生活の中で折に触れ、教えてやるのです。
すると、子供は自分の体験に即して、子供ながらに納得してそのことわざを理解します。次には、自分の生活の様々な場面で、そのことわざを生かすようになります。

何かがんばっていてもうまくいかないときに、「七転び八起き」と自分に言い聞かせるようになります。
怠け心が出てきたときに「楽あれば苦あり。苦あれば楽あり。」と言い聞かせるようになります。
ことわざをたくさん身につけるということは、生きる知恵をたくさん身につけるということなのです。

家庭の会話の中にことわざを意識的に入れることで、子供は生きる知恵を身につけることができるのです。

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