前回は、学校の高学年や中学生または高校生であまり本を読まない子に、絵本を読ませることをお薦めしました。

次にお薦めの方法は、本人が好きな分野の本を読ませるということです。

小学校の高学年、中学生、高校生くらいになれば、どの子も自分の嗜好がはっきりしてきます。

そこで、例えばサッカーが好きで読書はあまりしないという子には、サッカーに関する本がお薦めです。

本屋に行けば、「サッカーの秘密」とか「少年サッカー教室」などというタイトルの本が結構あります。

サッカー少年が登場する物語も、とても良いと思います。
いきなり物語が無理なら、漫画がお薦めです。
漫画でも、お話の世界のおもしろさを味わうという点では、全く変わりませんから。

漫画も読めない子は、到底物語など読めないのですから。
または、実在の有名サッカー選手の自伝のようなものも良いでしょう。
または、サッカーに関する新聞や雑誌なども良いでしょう。

新聞や雑誌に書いてある知識や情報は、量的にも質的にもテレビより優れていることが多いと思います。
サッカーに関しても同じです。

そこには、サッカー選手の生い立ち、練習方法、試合の分析や評論、選手の内面、選手の人生観などが書かれています。

そのようなものを読むことで、サッカーについてより多角的な興味を持つことができます。
ただやたらにサッカーをやるだけでなく、いろいろ自分で考えるようになります。

練習方法も考えるでしょうし、毎日の生活の仕方や、さらには生き方を考えることもあるでしょう。
中田選手の発言や行動に影響される若者が大勢いることを考えれば、これは大いに在り得ることです。

サッカーへの興味をきっかけに、そのようなものを読むことで内面を充実させることができるのです。

ですから、サッカーに興味がある子がただテレビで見るだけでなく、そのような活字のものを読めるように支援してやってください。

それが、内面の充実にもなり、同時に読書好きへの一つのきっかけにもなります。
内面の充実と読書は、切っても切れない同時進行だからです。

サッカーのことを例にしましたが、何についても同じです。

子供が興味を持っていることや好きなことをさらに深めるためには、読書が有効です。
何の分野でもそうです。

親の皆さんは、ぜひそれを支援してやってください。
それが、結果的には読書好きへもつながっていくのです。

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