親力講座

子育て・しつけ・学力・勉強・親子関係がみるみる変わる

親野智可等(おやのちから)
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOk』などベストセラー多数。人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても著名。Instagram、Threads、Twitter、YouTube、Blog、メルマガなどで発信中。オンライン講演をはじめとして、全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。

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この春(2018年)に大学を卒業して就職した新入社員は、「フルゆとり世代」と呼ばれているそうです。
この言葉には、「小学校に入学したときからゆとり教育を受けてきたとんでもない世代」というニュアンスがあります。
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世の教育ブーム、そして少子化を受け、子どもに全力投球する親が増えた。
特に、首都圏では幼稚園から教育が加熱している。
子どもの「促成栽培」が行われているのだ。

 
勝ち組・負け組、格差社会などといわれるなかで、我が子を小さなころから優秀に育てたいという親心は分かる。
だが、子ども時代に優秀な子が大人になってからもずっと優秀とは限らない。
なかには子ども時代がピークだったという人もいる。
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みなさん、こんにちは。親野智可等と申します。小学校の教壇に23年間立ってまいりました。その前は、3ヶ月ではありましたけれども中学校で国語を教えていたこともあります。そのような体験を元にお話をさせていただきます。
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知り合いから聞いた話だが、小学2年生の子どもを持つお父さんが珍しく風邪で会社を休んだそうだ。すると、我が子が学校から帰ってきてリビングで勉強し始めた。
それを見て、びっくりしたという。

 
それまで子どもの勉強する姿を見たことがなく、てっきり子ども部屋で机に向かって勉強していると思っていたらしい。
リビングのテーブルで勉強するとはだらしないと、そのお父さんは子どもをしかった。

 
しかっているお父さんを見て、お母さんは「リビングで勉強する方が話しかけやすいし、宿題などの確認もすぐできるからいい」と反論して、口論になったそうだ。
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このごろ、お母さん向けの雑誌で「天才キッズ」に関する取材を受けることが多い。
ゴルファー、野球や卓球の選手、シンガーソングライター、ピアニスト、マジシャンなど、どうしたら天才キッズを育てることができるか、というわけだ。

 
天才キッズには2種類ある。
一つは、ゴルフでも野球でも、子ども自身が大好きで、自ら練習に取り組み、それを親がうまく最大限手助けして、能力を伸ばす天才キッズ。

 
もう一つの天才キッズは子どもよりも親が熱心で、親の敷いたレールの上に子どもを乗せて教育するケースだ。
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教員時代も講演などでも、よく受ける相談や質問が「うちの子は算数ができない」だ。

 
生活力もあって国語もできるのに、算数となるとまるでダメな子がいた。
足し算や引き算も2ケタになると途端にできなくなる。
その子のお母さんはいい人なのだが、ついイライラして「どうしてできないの!!」と子どもを怒鳴ってしまう。
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子どもたちの夏休み期間中は、あちらこちらで親子連れを目にする機会が多かったが、見ていると二つのタイプの親がいることを改めて感じた。

 
一つは子どもに対して穏やかに受容的、共感的に接している親。
もう一つは感情的に子どもを怒鳴ったりガミガミしかったりする親だ。
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首都圏を中心に異常とも思える中学受験ブームが起きている。なかには中学受験しないと子どもが「負け組」になると思い込んでいる親も多い。
負け組、勝ち組というのも嫌らしい言葉だが、いったいなぜ私立中学に入らないだけで負け組と言われる状況になっているのだろうか。
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家庭用ゲーム機やケータイ、インターネットのネットゲームにはまってしまう子どもが問題になっている。
ゲームとどのように付き合わせればいいかという相談もよく寄せられる。

 
まず、ゲームを与えるなら、その前に使い方のルールを決めて、紙に書き、子どもに誓いのサインをさせて、張っておくことだ。
ルールを決めても、明文化して壁などに張ってある家庭は意外と少ない。
紙に書かないと、いつの間にか約束がうやむやになってしまう。
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以前、ある講演会で楽勉について話をしたところ、質疑応答の時間にお2人から体育の楽勉について質問されたことがある。

 
1人目の人の子どもは幼稚園の男の子で、太り気味な上に体を動かすのが嫌いとのことだった。
このままでは、学校の体育が苦手になるのは間違いないので、何かいい方法があったら教えてほしいという質問だった。
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わたしはあるサイトで教育相談を受け持っていて、お母さん方から多くの相談や悩みが寄せられる。
なかには、非常に深刻なものもあり、ため息をついたり、頭を抱えたりすることもしばしばだ。

 
こうした相談などを読んでいて思うことは、子育て中の母親たちの負担が高まっているということである。

 
そのストレスはすべて子どもたちに向かう。
イライラして怒鳴りつけたり、暴言を吐いたり、たたいたりなど虐待となって表れるのだ。
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少年鑑別所に務めている職員が書いた本を読んだことがある。


その本には、収容されている子どもたちが親のことについて話すとき、「うちの親は何を言ってもムダ」「うちの親父は聞く耳を持たない」「うちの親は話にならない」「オレのことを全然分かっていない」といった言葉が多いと書いてあった。

 
つまり、彼らは親が自分たちの話を受け入れて共感してくれないと思っている。
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人間の成長を決定づけるものとして資質と環境の二つが考えられるが、成長過程における環境として最大のものが親の存在である。

 
なかでも大きな影響を与えるものが親の言葉遣いである。
親の言葉はシャワーのように毎日、子どもに浴びせかけられ、それが子どもの発想や思考形態に多大な影響を与えている。
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小中学校では今、子どもの運動の二極化が進んでいる。

 
昔のように、野山を駆け巡ったり鬼ごっこをしたりといった身体を動かす機会がめっきりと減り、代わりに電子ゲームで遊び続ける時代になって、全体的には運動機能が低下している。


学校の体育の時間といっても週に2、3時間程度。
これではあまりに少なすぎて、多くの子どもが運動不足に陥っている。
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「本をよく読む子になってほしい」続きを読む
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お子さんの夏休みの宿題ははかどっていますか?
それに関して、興味深いデータを見つけたので紹介します。

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最近は学校行事などに積極的に参加する父親が増えてきた。
これはとてもいいことだ。


参加する機会はたくさんある。
入学式、卒業式、運動会、音楽会、参観懇談会、PTA行事、あるいは父親や地域のネットワークなどによる工作教室、イベントなど。

 
わたしがかつて勤めていた学校でも子どもたちはこうした行事を楽しみにしていた。
地域の人たちと触れ合えるのは子どもにとって素晴らしい経験だし、親にとっては我が子とコミュニケーションできる話題も増え、我が子への理解も深まる。
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文部科学省は10月24日、全国の小学6年生と中学3年生、約222万人を対象に4月に実施した全国学力テストの結果を公表した。

 
案の定、各都道府県で得点差(正答率)を巡って、「予想以上に我が県は低かった」「まあまあの成績で安心した」などと既に序列付けが始まっている。

 
わたしは全国統一の学力テストなどやるべきではなかったと思っている。
文科省は「学力・学習状況の把握と、児童生徒一人ひとりの学習改善や学習意欲の向上につなげる」と目的を述べているが、おそらく全く逆の結果となるだろう。
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いままで素直に返事やあいさつをしていた子どもが返事をしない、ぶすっとしていることが増えたら、反抗期の始まりだ。

 
ある小学校6年生の男の子は、「みんなと同じモノを持ちたい」「みんなが宿題をやらないので自分もやらない」と言い出した。
「みんな」といっても、親しい友だちだけらしい。

 
これは自分の考えを正当化したり、親を説得するために「みんなも」という言い方をしているのである。
それまでは、与えたモノを喜んで使っていた子どもが「あれがほしい」「これがほしい」と要求し出す。
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教育の成果には、数値で測ろうとすれば一応測れるものもある。
例えば、テストの点や50メートル走のタイムなどは、測ることができる。

 
だが、それらは教育の成果のごく一部である。
教育全体の百分の一もないかもしれない。
教育の成果は測れないものの方がはるかに多いのだ。


教師の仕事は学力の向上だけでなく、クラスを円滑に運営し、子どもたち同士の関係をよくすることも重要である。
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