子どもが「ああ、今日は疲れちゃった。宿題やりたくない」と言い出して困ったことはありませんか？

今の子育て・教育は、子どもの促成栽培を目指しすぎです。

みなさんは学習マンガというものをご存じですか？

小学校の教師をしていたときのことです。

子どもに学力をつけてあげたい。

親なら誰でも子どもを正直な子に育てたいと思っていると思います。

１年生を受け持っていたとき、生活科の授業で使うために、子どもたちにもっと幼いころの写真を持ってきてもらったことがあります。

子どもを伸ばしたいと思ったら、子ども自身が好きなことや熱中していることを応援してあげるのが一番です。

子どもの成長は百人百様で、どの子にもその子独自のオリジナルな成長ペースが内在しています。

何かにつけ、親はわが子の短所に目がいきがちです。

「この頃お兄ちゃんが弟を泣かせて困る」というとき、たいていの親は「お兄ちゃんらしくしなきゃだめでしょ」とか「なんでそんなに意地悪なの？」などという言い方で叱ってしまいます。

親が子どもに向かって「なんでやらないの！」「なんでできないの！」と問い詰めている姿を見ることがあります。

親たちはよく子どもを叱りますが、叱る内容の９割は毎日同じです。

「ゲームはもういい加減にしなさい！」と叱っている親御さんは多いと思います。

「早くしなさい。何時だと思ってるの！」「あと５分だよ」と毎朝子どもを急かしている人は多いと思います。